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第67話 俺はエロゲー制作者③ 『エルドSIDE』 エルド×アルテッド ※らんぼうえってぃ

 俺はアルテッドを床に倒して魔法を掛ける。 「ゆ、床の上でするのか!?」 「俺の好きに抱かれるんじゃないんですか?」 「っ!」  俺はほぐす事もせず、アルテッドのそこへモノを当てた。 「!? なっ、少しは手加減というものを」 「初めてですか?」 「も、もっと丁寧にしてっ――!? っあ!?」  割り開かれる感覚に耐えているのだろう。仰け反らせた体が跳ねた。驚いた瞳は見開かれ、俺を見上げている。 「っああ……! やめっ! そんな、入って……」 「嫌がっても奥まで沈めますよ」 「エルドっ!」 「どんな抱き方でも、俺の事を愛してくれるんですよね?」 「っ――それはっ」  俺は、彼の瞳から溢れた涙を舌で舐め取る。……この味がたまらないんだ。  ずっと、サディストな自分を抑えていた。自分を愛してくれた女性を抱くとき、いつも酷い事をしてしまう。だから、大切な彼の事を守りたかった。  なのに――。 「アルが悪い子だから、酷い事をされるんですよ」 「っは……んあああっ!? ああっ」    奥まで入った。俺の存在にアルテッドは苦しそうに息をする。 「大きくて申し訳ないです」 「ふあ……ああっ、こんなっ……! える、どっ!? っあ!?」  引き抜いたそれを一気に奥まで圧し入れた。  彼の中が抵抗するように俺を締め付ける、そのまま激しく遠慮なく奥まで突いた。   「んあああっ! まって! えるどっ! これ、だめっやめっ!」 「自分からお願いしたんですよ? 止めてもらえる訳ないですよねっ」 「ああ、あ……っああ!」  俺の可愛い婚約者が限界を迎えた。だからって、俺が腰を止める必要はない。むしろ、興奮する……! 「やめて、おねがいっ! だめ、いまはっ」 「俺は、嫌がっているアルに一番、興奮しますよっ」 「ひあああっ! ああっ! あっ! やめてっいやっ」 「ああ、出しますよっ一番奥に……」 「――っあ!?」  白濁が彼の中を満たして汚す。綺麗だった彼の体が無理矢理に汚されたのだ。  こんなに興奮する事があるだろうか……。 「えるど……」  ――泣いている。   「アル……すみませんでした……」  俺の大切な人が、涙を流して俺を……。 「軽蔑しましたか?」 「……」  俺は、酷い人間だ。こんなゲームが作れて、興奮も出来る。それだけならまだしも、生身の女性に同じものを求めてしまうんだ。最低だと罵られて、婚約破棄をされても仕方がない。 「私は……」 「……俺は、最低ですよね……アルには相応しくない」 「ッ何処にも行かないと約束したはずだ」 「……でも」  アルテッドの瞳はまっすぐに俺を捉える。俺は目が逸らせなくて、見つめ返した。   「どんな人間であってもいい。私の事を誰よりも愛してくれるお前が……最低な男でも、私にとっては、最愛なんだ……!」   「……っ!」 「お前は私の傍で、ずっと愛していろ……私は愛されてやる」  俺の最愛の人は、乱暴に抱こうが壊れなくて……どこまでも意志の強い瞳で、俺を見つめてくれた――。  日差しが気持ちの良い翌朝、アルテッドは庭園の東屋で紅茶を嗜んでいる。   「本当に、すみませんでした! アル……何100回謝れば許してくれるんですか~!?」 「うるさい! あと1000回は謝れ!」  怒って拗ねてしまったアルの機嫌を直そうと俺は必死に謝り続けている。俺の事は愛してくれるけど、乱暴は許さないというスタンスだ。  ……さすが俺の最愛の人。気が強い。 「悪いと思うなら、お菓子を持ってこい! 今私が食べたいと思っているお菓子を10個だ。はずれたら許さない」 「た、ただいま、お持ちします――っ!」

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