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第54話
びっくりした。
「どうしたの」
佐々木がドアを開けて入って来た。
「間に合って良かった。久しぶり。」そう言いながら山崎の肩を抱いて口づけをしてきた。
「ん……ん。チョットま。。。ん……」
口づけをしなから舌を絡ませて。
そのまま深い口づけをかわす。
「ン……佐々木。オレ……ん、ん、チョッ」
肩を離そうとしても力ずくで抱きしめられたらかなわない。
角度をかえながら深い口づけをくりかえした。
このまま押し倒されるような勢いだ。
しばらくすると、音をたてて唇がはなれた。
気がすんだのか、なに食わぬ顔で
「仕事だろ?」と言ってきた。
さっきまで情熱的な人はどこに行ってしまったんだろう。山崎はあっけにとられてしまった。
「あっ。今日泊まるから。気をつけてな。」
遅れるから。
そんな視線を送って、手をヒラヒラしてる。
「えっ。なんで、。。泊まりって。」
「帰ってきたとき俺いたら嬉しくない。」
「……。。」
「なっ。だから待ってるから。気をつけていってらっしゃい。」 ほら。ってドアを開けて
軽く唇をつけた。
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