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第16話お迎えにいく
佐々木が今日は、うちに泊まることになった。
ちょっと嬉しい。いや・・・・かなり嬉しい。
しかし・・・普通にしてられるか自信がない。
だから、言ってしまおう。長年のこの想いをと思った。
が。。。。
嫌われたら、という想いを頭がよぎる。
いや・・・・
でももう無理なのだ。
いや・・・・でも...
あーー!!!どうしよう。祭りどころではなくなった。
しかも山崎は、今度の新車のメンバーに入っているために色々な人から
声を掛けられた。
「よろしくお願いします。」など挨拶をしては、先ほどの考えが
頭をよぎっては挨拶をして・・・・という行為を繰り返してたら
もうそろそろ迎えに行ってはいいのではないか?腕時計を見て
「どうしよう?迎えに行かないと」
気持ちばかりが、焦ってしまい。会場をウロウロしてしまった。
いつもならなんとかなるか。と思うけどそうはいかなく
なかなか迎えに行けずにいた。
すると
「あれ?なんだよ。山崎まだいるの?」
知ってる顔に声をかけられた。
よく分からなかったので聞いてみると、佐々木が今日は山崎のうちに泊まると
言いながら酒を飲んでたよ。「いい感じに、酔ってた」
大丈夫か?心配するも笑いながら教えてくる。
「ヤバい。迎えにいかないと」
まだ、どうするか決まってなかったけど、山崎は佐々木を迎えに行くことに
した。
山崎が佐々木のところに到着すると
「佐々木。山崎、迎えにきたよ~」よかったな。などと声をかけられてる。
その様子に山崎は佐々木は何を言ったのか心配になった。
「佐々木。今日は山崎のところに泊まるからって嬉しそうに話しててさ~」
ここでも知ってる顔に言われてしまった。
「・・・・こいつはどんだけ言いふらしてんだ」少し心配になった。
それだけ嬉しいのか。そう思うと山崎は嬉しくおもった。
「佐々木。帰ろう」声を掛けると
「あっ。山崎」かなり酔ってる感じが。
「歩ける?」
「大丈夫です」...です。って本当に?
「今日はうちに泊まるだろう?」心配になったので、確認のために聞いてみると
「当たり前でしょ」佐々木はしっかりと答える。
・・・・覚えてるなら平気かな?
「んじゃー帰りますか!」と佐々木に声をかけ
「お先に」周りにかるく挨拶をしながら二人でかえった。
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