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第33話
山崎が、仕事をしながら携帯を気にしてるような、素振りを見て「なんかあったの?」
同僚に声をかけられた。
「えっ。なんにも」
でも、実際は佐々木から連絡があるのかも、などと少しうかれてた。
しかし、佐々木からの連絡はなく、電話のたびに・・・・「チェッ……」と舌打ちをする羽目になる。
終了時刻近くになっても、連絡はなく、しかたないのでとぼとぼと帰宅した。
「コンビニで弁当でも買ってくかな。」そんな事を思ってたら、やっと思い人から連絡が入った。………飯あるから早く帰ってこいよ。
その言葉に「うん?」・・・・・なんで?
頭の中には、疑問点がいっぱいあるが、山崎は急いで、家に帰った。
部屋の明かりがついてた。
「おかえり。」朝別れたばかりの佐々木が優しくだきしめながら「お疲れさん。」と
労いの言葉をかけてくる。背中をポンポンしながら。
「ただいま」嬉しくなり自然と笑顔になる。
そのまま、軽く唇をあわせ、「うん。」
佐々木の身体に抱きしめられる。
「ご飯あるから着替えてこいよ。」
見るとテーブルに皿が並んでる。
「えー。お前作ったの?」。。。そうだけど。
意外な感じがして、思わずびっくりしてしまった。
「一人暮らしなんだからさー普通やるでしょ。」・・・意外だな。
「何言ってるんだよ。侵害だなー。ふっふっ。ほら。冷めちゃうから。」
佐々木はせっつきながらも、山崎の洋服を脱がし始める。「ちょっと。ちょっ。。。佐々木」
ン……って。シャツの中に手をすりこませ、触ってくる。
「なっー……っておい!ご飯………ン。」
山崎を散々煽って。佐々木は「はい!ご飯食べよう」そう言うと、寝室をあとにした。
残された、山崎は「なんなんだよ。」脱力した。
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