49 / 58
第50話
そのまま、メールーをスルーしてると、会社に連絡が入った。
丁度会議中だったため、机の上にメモ書きでわかる。
「……」会社に連絡って。
少し、可笑しくなってくる。そろそろ連絡をしようかな?と考えてたら、それどころではなくなった。
季節がら、インフルエンザが工場内に猛威をふるい始め、バタバタと休みの人間が増えてきた。
「山崎、大丈夫?」と上司に言われた。
何を指して大丈夫と聞いてくるのが分からずにいると、「休みの人間多いけど。お前、予防接種受けた?」あっ。。。そんな顔をしたのだろう。
「すぐ受けてこい!」命令され、近くの病院の地図をくれた。電話で予約しとくから、今だぞ!今!
こんな年始に絶対に混んでる。と思いながら病院に行くと、やはり、凄い混みようだ。
受付を済まししばらく、待ってると会社から連絡がある。
「佐々木が連絡とれないって泣いてるぞ。」
とは数日前のどこぞの上司だ。
「はぁ……」気のない返事をしたら、
「アイツは悪くないから、連絡してやれよ。俺が悪者になっちゃうじゃんよー」
「はぁ……」なっ。頼むよ。お願いされ、電話は切れた。
待ち時間に手持ちぶたさも手伝い、連絡をしてみる。
が!
流れてきたのは、「電源が…………お掛け直しください。」
なんともタイミングが全然会わなくなってきた。
ともだちにシェアしよう!