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ガォー②

触診が少しでも痛くないように足を左右に大きく広げ深呼吸をした それでもやっぱり痛いのが怖くて工藤先生の白衣の裾を掴んだ 立花「多くない?笑」 介助の工藤先生がジェルを多めに立花先生に出してくれたみたい まだ指一本がやっとな感じの肛門に立花先生の極太の中指が刺さる 凪「はっ!!!泣」 立花「痛い?」 凪「痛い!」 立花「じゃあ練習。出し入れするから力抜く」 凪「はっ…んんっ…ッッ…泣」 治療に絶対の自信がある立花先生 たしかに発作で緊急入院した日に立花先生があっという間に治してくれて……病気を治せるのはこの先生しかいないって思った 何事も治療最優先で手加減してくれない 立花「最後ー」 チクン! 凪「いぃぃ…っ…ッッ…」 立花「工藤先生、プラグ用意しといて」 工藤「はい」 掴んでいた手をトントンと優しく撫でられ手を離すと医局から出て行った 立花「深呼吸」 凪「はぁぁ……」 グリグリ 凪「ぎゃゃ!!泣」 グリグリグリグリ 凪「いゃぁゔーー!!!泣」 ガタガタと柵を揺らし身体を捻った スルンと指を抜かれ、身体をゆっくり元に戻された 凪「ハァハァハァ……ぐすん…」 立花「今日の治療のメニューは聞いた?」 凪「ハァハァ……ぐすっ…」 立花「泣いてないで答える」 凪「…ぐすっ…きいて…ない…です…」 立花「治療の点滴を1時間。午前はそれだけ。午後は治療室で治療」 凪「…お…散歩…は?」 立花「午後の治療前に散歩しておいで」 良かった…… ガラガラ 工藤先生が戻ってきた 立花先生に持ってきた白い袋を渡すとバリバリっと開けて、小さな器具を取り出した 立花「午後の治療まで挿れておいて」 チクン!ズボッ! 凪「はっっ!!」 肛門にグサリと刺さった硬い器具がゴロゴロと中で腸壁にぶつかる 無理やり開かされた穴がヒクヒクと疼き、違和感でつい手が伸びてしまう 工藤「あーダメダメ」 工藤先生が手を掴み、お腹に乗せて軽く上から抑えられた 立花「肛門狭いからプラグっていう器具入ってるから絶対触らないように。」 工藤「触ったら抑制しなきゃいけないから触らないでね苦笑。」

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