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監視②
工藤「立花先生【ちんぽ】はだめです」
立花「なんで」
工藤「下ネタっぽい。なんか下品」
あー始まった
立花「じゃあ【おちんぽこ】ならいいのか」
工藤「【お】をつければ全てが丁寧語になるわけじゃないです」
立花先生と工藤先生のコンビ芸
立花「あっそう。
そんなことより工藤先生ランチ行こう」
工藤「帰ります」
立花「なんで」
工藤「当直明けだからですよ。」
立花「俺のこと置いていくの?」
工藤「置いていきますよ。明けですから」
立花「明けのアンニュイ工藤先生いいよね」
工藤「本気で口説こうとするの辞めてください」
立花「今日冷たいじゃーん笑。
さっ!ランチ行こう」
工藤「ランチまでですよ」
立花「【ぽこぽこ】はセーフ?」
工藤「原型どこいったんですか」
ガラガラ パタン
凪「…………」
ラッキー2人ともいなくなった
ここに残ったのは優しい先生ばっかりだからお昼減らしてもらおう
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ガッツリお昼を減らしてもらって薬も飲み終わったからのんびり
もう少ししたらお楽しみのお散歩タイムだ
僕の主治医は立花先生と工藤先生だけれど、先生達は大きく分けるとα班 とβ班 に分かれている
立花先生と工藤先生はα班の先生だから僕もα班の患者ということになる
α班は班長の立花先生を筆頭に若い先生を含めると7人くらい
β班も大体それくらいいる
この大所帯な診療科の名は【思春期 秘尿器科】
全国でも片手で数えるほどしかない珍しい診療科らしい
α班はβ班に比べると全体的にSな先生が多い気がする……
β班の先生の方が優しいからそっちに声をかけたいけど、基本α班の先生が誰かしらいるからまずはα班の先生に声をかけなきゃいけない
だからなるべくその中でも優しい先生に声をかけてる
凪「先生」
「ん?」
凪「ゲーム取りに行きたい」
ベッドから離れる時は必ず先生に声をかける……
たとえ数歩のロッカーでさえも……
この閉鎖的な空間にものすごく息が詰まる……
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