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癒しの時間

【凪サイド】 お待ちかねの時間がようやくやってきた!! 凪「早く早く★」 林「待ってねー!」 凪「今日何するー?」 林「どうしようかなー?フットサルでもやるー?★」 凪「誰と?」 林「2人で!」 林先生はおバカ森のティンカーベルなんだって。 いつもこうやって僕を笑わせるために遊びを提案してくれたり、楽しい会話をしてくれるから、僕は林先生が大好き★ 昨日は僕に救急車を見せるとか言って救急センターに連れて行って迷子になった 林「よし!行こう!」 ・ ・ ・ 結局肝心のサッカーボールがないことに気がついてフットサルは諦めて地下探索に行くらしい 林「俺もこのフロア初ー」 絶対にまた迷子になるなって思ったけど、楽しいから探索に付き合ってあげることにした 凪「お散歩今日も30分だけ?」 林「そうだねー。長い時間だと疲れちゃうしね」 凪「疲れないよ!」 林「じゃあ明日やっぱりフットサルだね!★」 お尻にゴロゴロしたやつ入ってて歩きにくいしたまに痛いけど、林先生が面白すぎて忘れられる あれダメこれダメって言われる生活だけど、林先生との時間が癒しなんだ ・ ・ ・ 凪「帰りたくない……」 林「俺もー」 楽しかったお散歩も終わり病棟へ戻ってきた このまま逃亡したいけど、この癒しの時間を禁止にされても嫌だから大人しく戻って来た はぁぁ…… 一歩一歩の足取りが重い…… ガラガラ 林「戻りましたー」 「お帰りー」と先生たちが出迎えてくれる 一見アットホームな雰囲気だけど、仕事をしている先生たちの中にポツンと病室がある異質さ…… その病室の主が僕だという現実…… パタン…… 出入り口が閉まりまた僕はこの異質な空間に閉じ込められる…… ・ ・ ・ 「このまま治療室だって」 えっ…… 林「凪、治療だってー、、、」 凪「…………」 ベッドに戻る途中に声をかけられ、そのまま奥の治療室へ 先生たちのデスクを通り抜けて突き当たりに【処置室】と書かれた大きな扉がある 中へ入るよう促すように腰を優しくトントンと撫でられた 10畳ほどの部屋に処置イスが1つ 大きなモニターにたくさんの医療器具 処置イスを囲むように数人のα班の先生がスタンバイしていた 大きなライトで照らされた処置イスにいつものように腰かけた。 山本「今日はどこまで行って来たの?」 コップに入った冷たいお茶を差し出して笑顔で話しかけてくれる山本先生……

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