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夜通し

立花先生の触診は痛かったけど、ホントに全身の痛みは完全になくなった 呼吸も安定してきたらしく酸素も外してもらえた 明日にはこの部屋出られるかもな……良かった…… 寝る時はカーテンしめてくれるらしいけど、基本オープンだから行動一つ一つ監視されているみたいで休まらない 先生たちがすぐ近くにいる安心感はあるけどなんだか緊張する…… 山本「少しだけ心電図が乱れてるね?お熱出てきたかな?」 この先生めちゃくちゃ優しい…… 首を触って熱を確認すると体温計を脇に挟んで優しく固定してくれた 山本「発作怖かったね。我慢しちゃったの?」 凪「……はぃ…」 山本「なかなか相談しにくいよね」 凪「………はぃ…」 ピピピピ ピピピピ 山本「38.0℃だね……辛くなかった?」 凪「……ちょっと……」 山本「辛かったんだ?笑。辛かったなら声かけていいからね?笑」 凪「はい///」 この先生ならいっぱい声かけて甘えちゃうかも……次は我慢しないで声かけよう 山本「ちょっと触診させてね。」 凪「…………」     うわー、、、 山本「顔ひきつっちゃうね苦笑。ごめんね、今晩何回か触診するから起こしちゃうかも」 マジか…… お尻の下に処置シートを引かれてパンツを下ろされた カチャ くるぅぅぅ…… 山本「ゆっくり深呼吸ねー……」 凪「ふぅぅ……」 チクン 凪「はゔっ……泣」 普通に痛いっ 山本「がんばってねぇ……もう少し力抜けるかな……」 凪「いたぃぃぃ泣。」 林「落ちちゃうよ」 身体を捩りベッドの端に逃げると林先生に頭を撫でながら体勢を元に戻され、軽く抑えられた 凪「痛いぃぃ…グスングスン…」 とんとん 凪「それぇやだぁぁああ泣」 山本「ごめんねー…嫌だよね……」 とんとん 凪「いだぃぃい!!泣。痛い!ハァハァハァ」 林「がんばれぇぇ……(なでなで)」 もういやだよ……グスン……

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