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不穏な体調
【凪サイド】
工藤「立花先生まだいらしたんですか?」
立花「いたよずっと背後に」
工藤「怖いです」
工藤先生がよそ見してる間におしっこきた!
よかったぁぁ…導尿回避
立花「しーしー勢いないなー」
凪「…………」
工藤先生と戯れてると思ったらちゃんと見られてた……
何かされるかな、、、具合い悪いし嫌だな
立花「さて、帰るか。
え!?立花先生帰るんだ?良かった
立花「俺今日起きないからよろしくね」
工藤「……はい。任せてください」
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【工藤サイド】
0:30かー
小林先生の誤字訂正だけで時間なくなるかもなー苦笑。
人事評価もう少し進めたいけど、凪君の心電図の波形が怪しすぎるんだよな。
立花先生の去り際のセリフは完全に発作に注意しろよって意味だったし……
実際たしかに今夜の凪君は不安定すぎる
……凪君起こしたらぐずりそうだから気が乗らないけど、一旦診察だな
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カーテンで仕切られただけの凪くんの空間
昼間は開放にしているから消灯の21時からが唯一のプライベート空間
消灯後はなるべく1人時間にしてあげてるんだけど……今晩は1人にしておくの危ないよな
モゾモゾ
起きてる?
工藤「凪くん起きてた?」
凪「……きもち…わるい…」
テーブルに置いてあった袋を咄嗟に口元にあてた
凪「ゲボッ」
ほとんど食べてないせいか胃液だけのようだ
凪「オエッ」
背中を摩りひとまずメンタルを落ち着かせることくらいしか今は出来ない
工藤「胃ヒリヒリする?」
凪「する……グスン」
工藤「30分くらい安静にしていれば落ち着くから大丈夫だよ。先生いるからね」
凪「………ぅん…」
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【凪サイド】
工藤先生ずっと背中摩ってくれたから気持ち悪いの落ち着いてきた
もう少し摩って欲しかったけど、体調戻ってきたの気づかれたっぽいのか聴診器とか触診する準備してるな
工藤「凪君胸の音聴くね」
工藤先生近っ……///心臓がトクトク速くなったのが自分でも分かるんだけど……
目のやり場に困る……
工藤「胸の音は大丈夫そうだねー。触診するよ」
真夜中の触診嫌すぎる……
工藤「冷たいよー」
グチュ
指きた……お願いお願い…増やさないで……
工藤「ちょっと押されるよ」
はい終わったー。。。
ググっ
凪「ひぃっ!」
工藤「力入れないよー」
2本は痛いんだって
凪「痛いっ」
工藤「ちょっと我慢ね………うーん。。。」
指入れたまま考え込まないでー
工藤「……ぅーん……。明日しっかりめに前立腺マッサージしよっか」
凪「……山本先生がいい」
工藤「いや…これは立花先生かなー。」
僕もう泣きそうです。
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