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49 好き?(攻め視点)※
同棲を始めれば、秋さんも人目を気にしないで俺に甘えてくれて、イチャイチャハッピーライフを送れると思っていた。
同棲をして早1ヶ月でその夢は崩れたわけだけど。
主に俺の仕事が忙しすぎるせい。
俺が家業の業者にまったく興味がなく、兄や父に我儘を言って自分のやりたい事業を興させてもらった。
「お前が立ち上げたんだから、お前でなんとかしろ」と家族に言われ、軌道に乗せるために東奔西走していた。
1ヶ月もかかってしまったが、人員の募集や仕事の最適化を計り、うまく行けば俺のやることもグッと減るはずだ。
ようやく…、秋さんとのラブラブな毎日が…
そのスタートを切るために、まずは秋さんの同棲して初めてのヒートを一緒に過ごそうと無理をしたら、思ったより大転倒をしてしまった。
この忙しすぎた日々。
禁欲してるのかってくらいプラトニックな毎日。
疲れていたけれど、秋さんから誘われれば、いくらでも付き合ったのに
秋さんは全然甘えてこなかった。
それも悔しかったりする。
こんなに相性のいい番が隣で寝ているのに。
だから、ヒートが来たというのに俺はすぐ連絡しなかった秋さんには腹が立った。
が、俺の姿を見るや否や、恥を捨てて必死に誘ってきたのには、いじらしくて胸が熱くなった。
たとえそれがヒートのせいだったとしても。
俺は焦らすこともせずに秋さんに飛びついてしまった。
もっと俺を欲しがる秋さんが見たかったのに、冬馬と呼ばれたら我慢できるわけがない。
同棲しても、今だにたまにしか呼んでくれないし。
もっと秋さんを分からせてグズグズにさせてやろうと思っていたのに、
「早く冬馬の頂戴」と半泣きでお願いされたら俺も我慢が効かない。
秋さんの中に入ると、待っていましたと言わんばかりに絡みついてきて、危うく出してしまそうになり、慌てて腰を止めた。
しばらくそうしていると秋さんが振り向いて「焦らすなよぉ」と腰を揺らした。
こんな人が今まで誰とも番っていないかったなんて奇跡だろ。
淫乱さにイラっとして、思い切り奥をつくと秋さんはガクガクしながら「奥しゅきぃ」と喘いでいる。
「奥だけ?」と浅いところを擦ると「あんっ、うう…、入口っもしゅき」と腰をくねらせた。
「自分の中だけですか?」
と聞いて動きを止めると
「ちがっ…、冬馬の…とまの…、ちんちんしゅき」
とまた強請るように中を収縮させた。
秋さんは恥ずかしめると感じるようで、俺は言わせるのが好きだった。
終わった後に「恥ずかしいこと言わせるのやめろ」と毎回怒られるけど。
でもさ…、俺のことを好きだとは言ってくれないんだよな。
俺はムッとして、後ろから体重をかけながら「秋さん好きです」と耳元で言う。
秋さんは「う、うん」と言いながら、後ろをキュンキュンさせた。
言われるのは興奮するくせに言ってはくれない。
何度も「好き」と言いながら秋さんの弱いところを突いたが、やはり「うん」しか言ってくれなくて、頸を噛んだ。
「やぁっ!?そこだめぇ、噛むな」
と泣きながら吐精したのには、さすがにエロすぎて俺も達してしまった。
秋さんは「あっ…」と言って震えた後、「冬馬がイったときに中でブルブルするの好き」とか煽って来たので、朝になっても解放してあげられなかった。
てかやっぱり、好きなのは俺じゃなくて、俺のちんこかよ…
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すみません。
金曜日はしゃぎすぎて体調崩してました。
今は元気です。
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