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第38話 成り変わりの婚約者10
3ー10 知らない!
一瞬。
体が引き裂かれるような痛みを感じた。
「ひぐっ!・・いたいっ!」
僕の声に、アーキライトが動きを止める。
僕は、ぎゅっと目を閉じて痛みに堪えていた。
だが、痛みは、じょじょにおさまった。
それより、体の奥の痒みを堪えきれない!
僕は、アーキライトを涙目で見つめていた。
はやく、奥を擦って欲しくて。
僕は、堪えきれずにアーキライトにねだった。
「あっ・・あーき、らいと・・奥、擦ってぇっ!」
僕は、体の奥から感じている痒みに堪えきれずに腰を揺らしてしまう。
僕の入り口を塞いでいるアーキライトの昂りがぐん、と固さと圧迫感を増すのを感じて僕は、喘いだ。
アーキライトは、僕の両足を掴むと僕のことを勢いよく貫く。
「あぁっ!」
僕は、目の前に星が散るのを感じていた。
アーキライトのが、僕の体の最奥にあたっているのがわかって、僕は、うぐっと呻いた。
「入った・・ルルシア。お前の中、暖かいな」
アーキライトが僕を抱き締めて耳元で囁いたので、僕は、夢中でアーキライトの首に腕を回してしがみつく。
「お、ねが、いっ!中、擦ってぇ!」
僕は、アーキライトの腰に両足を絡めて腰を揺すった。
痒くて、痒くて!
僕は、もう、何も考えられなくて。
ただ、この痒さをなんとかして欲しくて、アーキライトに泣きついた。
アーキライトは、僕の頬に口づけを落とすと、ふっと笑った。
「初夜からもう、おねだりか?いけない子だな、ルルシア」
「でもぉっ!」
僕は、アーキライトのものを噛み締めたまま腰を振っていた。
中が痒くて頭がおかしくなりそうだった。
アーキライトは、僕のことを抱き上げると自分の膝の上に座らせ僕の両足を広げて抱えて背後から突き上げた。
「んあぁっ!」
僕は、自分の中を抽挿しているアーキライトのもので体の中を擦られるたびにびくっと精を吐いて達してしまった。
「かわいいな、ルルシア。私に突かれる度にいってるんだな」
アーキライトが低く笑いながら僕を突き続けるので、僕は、体をくねらせながら淫らな声をあげてしまった。
「だってぇっ!こんな、気持ちい、なんてっ!」
僕は、知らなかった。
だって、前世でも、今生でも、僕は、女の子を知らない。
もちろん、男も。
まさか、男にされるのがこんなにも気持ちいいことだなんて知るわけもないし!
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