４ー１４　壊れてしまえばいい 　ぐっと、舌先を突き入れられて僕は、息を飲んで体を震わせた。 　「あっ・・ふぁっん・・」 　アーキライトは、僕のそこに吸い付き、舐めしゃぶる。 　じゅるじゅるという音に僕の背筋をこぞばゆいような甘美な感覚が這い上がってくる。 　「あぁっ・・！」 　「ふふっ・・前も固くして。そんなに気持ちよかったのか？ルルシア」 　アーキライトが僕の前へと指を伸ばしてくる。 　「かわいいな、お前は。ここ、こんなにも張りつめさせて」 　アーキライトは、僕の立ち上がったものの先端を舌先でちろりと舐めた。 　「ああっ！」 　僕のものをぱくっと口に含んでアーキライトは、僕を上目使いに見つめた。舌を絡められ、吸い上げられてその快感に僕は、堪らず身を捩った。 　「ふぁっ！も、いっちゃう！出ちゃう！」 　「いけ！ルルシア」 　僕を含んだままアーキライトは、僕に命じた。僕は、命じられたままに達してしまい、アーキライトの口中へと精を吐いてしまった。 　アーキライトは、僕の精をごくっと飲み干すとうっとりとした様子で唇を舐めた。 　「お前のは、甘いな」 　「うぅっ・・」 　僕は、羞恥に顔を隠そうとしたが、アーキライトは、僕の頬を掴むと自分の方へと向かせた。 　「私を見ろ！ルルシア」 　「アーキライト・・」 　涙目になっている僕の目の前で、アーキライトは、見せつけるようにズボンをずらして猛り立ったものを取り出した。 　僕は、ごくっと唾を飲んだ。 　だって、アーキライトのは、すごく大きくて！ 　こんなの、入らない！ 　というか、入ったことがあるなんて、信じられないよ！ 　怯えている僕の前でアーキライトは、自分の熱い杭を僕の後孔へと押し付けるとぐっと僕の中へと入ってくる。 　無理矢理押し開かれる感覚に僕は、涙を流して足掻いた。 　「力を抜いて・・怪我してしまうぞ、ルルシア」 　「だってぇっ！」 　アーキライトは、いったばかりの僕の前を掴むと擦り始めた。 　強く掴んで擦り上げられて僕は、たちまち頭をもたげていた。 　「ぁあっ！そんな、擦ったら・・すぐ、に・・」 　僕の気がそれた瞬間にアーキライトは、僕に熱杭を突き立てた。 　一気に貫かれて、僕は、息が止まりそうになった。 　はくはくと空気を求めている僕にアーキライトが優しく囁いた。 　「落ち着いて。空気を吸うんだ、ルルシア」 　「ひっ・・あぁっ・・」 　僕が深く呼吸するのを見て、アーキライトは、僕の中で動き始める。 　ぐっと引き抜いて、そして、奥へとまた蹂躙する。 　繰り返されて僕は、もう、どろどろに蕩けてしまった。 　頭も体も、もう、ぐちゃぐちゃで。 　「ひぁっ！・・もう、いっちゃうっ！だめぇっ！も、こわれるぅ！」 　「壊れてしまえばいい」 　アーキライトは、僕を責め立てながら言った。 　「壊れて、私がいなければ、もう、い生きることもできなくなればいい」 　そのまま、僕は、何度も極め続けて。 　ついには、意識を手放していた。