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第5話
夜、スマホを見ると彼女からのメッセージが届いていた。
開こうとすると、宇井からもメッセージが届く。
宇井のメッセージを開くと、先週の講習ノートの写真が送られてきていた。
律儀だな。
彼女のメッセージを開こうとしたところ、また宇井からメッセージが届く。
『距離近すぎ』
『恥ずかしいっ』
『気づいてんのか』
『みんなにそうなんか』
『わざとか』
『わざとだろ』
次々にクレームメッセージが届く。
俺は笑いをこらえながら、『ごめん』と返信を打ちかけて一旦消す。
『宇井だけだよ』
すると、怒りマークがついたスタンプが送られてくる。
それも、数えきれないほど。
「スタンプ多すぎだろ」
俺は思わず吹き出した。
やっぱり可愛いな。
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