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第3話
世一はそれから一週間直接的に肌には触らせてくれなかった。
それでも俺のキングサイズのダブルベッドには一緒に眠る。
きっと世一は寂しいのだろう。
まわりは敵だとしても、ブルーロックは何人もの奴達と共同生活をしていたのだから。
そして片想いだと思いこんでいた凛から両想いになったのに離れ離れになったのだ。
それでも俺は最低な人間だから、世一の寂しさに漬け込もうと思う。
「俺ベッド買わなくて良いと思うんだけど、冴はどう思う?」
彼の中に俺の存在を作ってしまえばいい。
いつかお前の凛への想いがなくなればいいとすら思っている俺は、凛にとってもういい兄ではないのだ。
「部屋にベッドは一つあれば十分だ」
そしてこのベッドは世一が俺とルームシェアを承諾してくれてから購入したものだ。
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