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トーマのルーティンに、休日はヨシュアと出かけることが加わった。
ヨシュアは不定休ではあるが、ある程度はトーマに合わせることが可能であった。
決まった日に、決まった場所へ、それは一切なかった。
トーマの知らないことだらけ。今までであればそういったことは避けていたに違いないが、不思議とヨシュアと一緒であれば嫌という気が全く起こらなかった。
笑みを見せるたびに舞う淡い色の花、正体は分からないが、ヨシュアのそんな姿を見続けていたいとさえ思っていた。
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