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休み明けの朝。週の初めからぱっとしない空模様に、トーマは少し憂鬱であった。
それでも仕事には向かわないといけない、と気を引き締めて外へと出る。
ドアを閉じ、ヨシュアの家の方へと振り向くが、いつも見ている姿はそこにはなかった。
「ん……?」
今まで姿を見せなかったことは一度たりともなく、しばらく待つことにした。
しかし、いつまで経っても出てくる気配がないまま、トーマはそろそろ出発しないと間に合わなくなる時間になってしまった。
チラリとヨシュアの家をもう一度見るが、変わらなかった。
日課の挨拶をすることなく、トーマは出発していった。
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