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はじまり #8 ※
「………デイヴ……?」
碧には何が何だか分からなった。
デイヴは、碧の口から他の人……「男子」生徒の話を嬉しそうにされるのが、堪えられそうも無い。と思った。だから、だったら
(碧を自分だけのものにすればいい)
その衝動を押さえきれなくなった。
驚いている碧をそのまま、ソファーに押し倒し、碧の唇、首筋、そして少しシャツから見える肩へとキスを幾度とする。
「……やめて…デイヴ!」
碧は手で圧し掛かるデイヴをどけようとした。でも、彼は、碧の手首をものすごい力で掴んで離さない。
碧の口唇にデイヴの舌が入り込み口腔の中を蹂躙していく。
碧は頭の中が真っ白になる。
デイヴはにっこりと微笑みながら碧のTシャツを捲り上げる。
……デイヴの目の前に碧の傷ひとつない白い肌が露になった。
「アオイの肌はキレイでとてもすべすべしてて気持ちいい。それにここも……」
綺麗なピンク色をした突起にデイヴは舌を絡める。
「…いやだ…!!」
碧は今まで感じた事のない感覚に囚われて身体を避けるようにするが、デイヴはそれを許さない。
……なんでデイヴがこんな事をしている?の?
碧は混乱して、動きが止まってしまう。
抵抗をしないと思ったデイヴは、掴んでいる手を放して、碧のジーンズを手早く脱がした。
そして、露になった下肢へ掌を弄る。
「やめて、デイヴ、なんで、こんな事するの?」
「それは、アオイが好きだから。欲しいんだよ……」
「……こんな事するのは違う!!」
碧は、両手でデイヴの胸を押し返し、その足で、蹴り上げる。
そのまま、起き上がって、逃げだそうと踵をかえした。
だけど、すぐ捕まってしまい。ぐいっとデイヴの顔が近づく。
「だめだよ、アオイ。君を僕のものにするのだから」
デイヴは瞳に暗い狂気めいたものをうかべていた。
そして、乱暴に碧の手首を掴み、転がっていたベルトで縛る。
「暴れるからいけないんだよ?僕は君を傷つけたくないんだよ?だから、しばらくそうしていてね」
……嫌だデイヴ
……やめて……
碧の声はすぐさまデイヴに口を塞がれて聞こえなくなった。
………………
………
…
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※次回更新は12/28日24時(12/29日0時)過ぎ予定です。
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