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Confinement #5 ※
………
……
…
「起きろ碧!」
怒鳴り声が碧の耳に入って来て、気が付くと、すぐ目の間に宮田の顔があった。
「気ぃ失うなよ?何も反応しない奴をヤってもつまんないだろ?」
碧の頭はまだはっきりとしない。
(さっき見たものは失っていたと思っていた記憶のかけら?……今のこれがそれを浮かびあがらせてる?)
頭に靄がかかっているような、目を閉じるとまた、続きを思い出しそうで碧はとても、
(……怖い……)
そう思った。
だから目を必死に閉じないように目を見開く。
………
宮田はそんな状態の碧にかまわず話続ける。
「むこう(少年院)で、お前の事を話したらさ、お前みたいなやつはこうやるのがいいって言われてな」
くすくす笑いながら宮田は顔を碧へ近づけその目を覗き込む。
碧は避けようと顔を逸らすと、それまで、宮田の身体でよく周りが見えなかったが、ここが、気を失う前に転がさられていた硬い床の上ではなく違う場所だと気が付いた。
さらに、何か動くたびに揺れる。それで、
……ここがベッドの上だという事が分かった。
碧の身体はさらに自由ではなくなっていた。
後ろ手になっていた腕を今度は、上の方にバンザイされたようになってベッドの上のどこかに一纏めに結かれ止められていた。
足の拘束は外されていたが、足の間には、宮田の身体があった。
さらに身動きが取れなくなって、
服はとっくに無くなっていた。
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