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All the Pieces #3

「そうだとしても、何故、俺と宮田、いや、俺と竜士の兄貴との争いのことなのに何故、竜士が関わってくるんだ?」 ……それはね 竜士は、何かを思い出しているようだった。 「覚えていないかもしれないけど、碧ちゃんと出会ったのは中学の時なんだ」 それは図書館でのこと。 竜士は今でもその時の碧を覚えていた。 ……すごく綺麗な子だと思って見とれていた。 それから、ストーカーのように行方をずっとずっと追っていた。 碧に絡んできた輩との喧嘩を見たときには、狂気じみたその様子にぞっとするような美麗さに目がはなせなかった。 強くて、それに、『綺麗』だった。 「それで、俺は、碧ちゃんに恋をしたんだ」 そう竜士は言った。 「……それ、恥ずかしげもなく言ってくれる」 「ホントのことだし」 そこで、竜士はそっと目を閉じ、再びゆっくりと瞳を開いた。 「竜良が碧ちゃんとが喧嘩したと聞いた時、驚いたよ」 その時、竜士は久しぶりの碧の名前を聞いた。中学の時初めて碧に出会ったときから暫く碧を追ってはいたが、日が経つにつれて、それも出来なくなった。 だけど、時折は碧の様子を見聞きはしていた。 「でも驚いたのはね」 そこで竜士は自然な流れで碧の目の前に近づき、頬にそっと触れると、そのまま何事もなかったかのように再びキスをしようとした。 「竜士……?」 碧は身じろいでまたそれを抗おうとした。が、だけれども…何故か今度は竜士されるままにしてしまっていた。 (……ああそうだ…竜士とこうやって触れていると安心するんだ……) すると、そこへ、ドアを叩く音がして誰かが部屋へ入ってきた。 「美山?」 ドアを開けて入ってきたのは、美山だった。 「失礼します。竜士さん。お父様が……」 美山が言葉が詰まったのは、竜士が、ベッドで碧を組み敷いていたのと、その碧がすごく艶かしかったからだ。 竜士は別に美山が来ても動じない。 碧も動じる様子もなかった。 「美山?部屋に入るときは、キチンと確認しろよ」 「失礼いたしました。竜士さん。お父様が呼んでいます」 ……竜士さんは、ほんとうに、龍介さんに似ている。それに碧さんもまるで……。 まるで、あの人のようだ……。 美山は遠い昔を思い出していた。 ……… …… … .

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