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All the Pieces #7
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生まれ変わりを信じる?
もし生まれ変わったら
また好きになるから。
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……
これは昔、光紀が言った言葉。
碧は「光紀」に似ている。血縁だからだと自分に言い聞かせるが、ふと別の考えがよぎる。
……生まれ変わり、か。
本当にそうなのか?だとしても、あまりにも出来すぎている。
龍介は小さく笑って
「でも、好きになったのは。俺の息子だったよ。光紀」
そう呟く。
碧を見ていると龍介は昔忘れた何かを思い出しそうになる。
『生まれ変わり』そんなことはおとぎ話。碧が彼に似ているのは血縁者なだけだ。
それだけの事。そう龍介は自分に言い聞かせた。
碧の事は、碧の父親の昌紀から聞いていた。
光紀は脆く弱かった。
彼に、碧のような強さがあったのならすべては変わっていたのかもしれない。
ただ、以前、美山からの報告で、他者との喧嘩で、狂気を見せたと。
自分で自分を閉じ込めている闇と強さ。
強いというのはそれ以上の衝撃があると、折れてしまうもの。
碧はかなり危うい心をもっている。
(……竜士にはそれを気づいているのだろうか)
竜士が必死に碧を守ろうとしているのは、彼に惚れているせいもあるのかもしれない。だけど、まるで、龍介自身がかつて出来なかった行動をしているようで、竜士は若い頃の自分に似ていると龍介は思った。
(私はまだ死んでもいないから「生まれ変わり」とかじゃないんだろうが、これは「血のせい」だ)
肯定と否定と龍介は色々な思いを巡らす。
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