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告白6《涼香》

果物のゼリーに、少し悩んでぶどうをかごに入れた。 それからスポーツ飲料も手にとって、真っ直ぐレジに向かう。 スーパーを出た所で、国木田から電話が来て、適当にはぐらかしてすぐに切った。 真夏の昼下がり。 うんざりする暑さにため息を付き、意を決して龍太郎の家に向かった。 家の前に着き、ためらいながらも勢いに任せてインターホンを押した。 汗が滲むのを拭った手が微かに震えている。 「はーい、って……涼香ちゃん!?」 少し経って、扉を開けたのは龍太郎だった。 髪の毛もぼさぼさで、おでこには冷えピタを貼ったままだ。 「ちょ、待って、めっちゃぼろぼろ! 着替えてくる!」 動揺して引き返そうとする彼の手を掴んで引き止めた。 「いいから、これ……」 ビニール袋を手渡すと、龍太郎は袋の中を覗き込み、驚いたように俺を見た。 「わざわざありがとう! ずっげー嬉しい」 にっこりと微笑む姿にやっと少し安心した。 「熱はもう下がったんだ。それに、なんか涼香ちゃんみたら、すっげー元気出てきた」 そう言いながらも、咳き込んで扉を支えにして立っていて、まだ全快とはいかなそうだ。 「じゃあ……俺は帰るから、部屋に戻って休め」 「待って、もうちょっとだけ」 帰ろうとすると引き止められる。 「もうちょっとだけ……」 珍しくしおらしい彼の表情に、ぐっと胸が締め付けられる。 「わかった……部屋行こう」 ふらつく龍太郎を支えながら2階の彼の部屋に向かった。

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