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第42話※

「ごめん!俺がちょっと遊ばせちゃったんだ。そしたら楽しかったみたいで...なっ、もう一回行きたいんだよな?ほら、ウルキが行きたいって言うからさ〜」 食事が終わったウルキを、オーウェンが遊ばせてくれていた。すっかり意気投合したウルキはオーウェンの手を引っ張り「オウっ!オーっ!こち!」とキッチン中を歩き回っていたが、目を離した隙に、二人は隣のスタジアムまで行っていたらしい。 「いくっの!あちよっ!」と、ウルキはオーウェンに抱っこされながらスタジアムの方を指さしている。 もう一度スタジアムに戻って遊びたいようである。アチュウのイベントでは、小さい子向けのスペースもあったようで、そこでオーウェンと遊んだのがウルキは楽しかったようだ。 「もうちょっと遊ばせてから王宮まで送るから。お前らもう行けよ」 「そうですよ!コウ様、行ってください!こっちは大丈夫です。私もいますから。今日はウルちゃんと一緒に寝るので心配しないでください!」 スイートも抑えてあるぞ~と、オーウェンのからかう声を聞きながら、コウとマリカは、王族のお墨付きホテルまで向かうことにした。 小さな入り口から入るホテルは相変わらず綺麗なホテルだ。コウとマリカが到着すると、何も言わずにスイートルームまで案内された。 スイートルームで、久しぶりに二人っきりになった。何となく緊張するかなと思ったがそんな暇はないらしい。もつれるようにソファに傾れ込みキスをされる。 「ここじゃないだろ、こっち」 キスを繰り返してされるのも、するのも久しぶりなのに、マリカは待ってくれないようである。手を引かれてベッドに連れて行かれた。 「コウ、好きだ」 「俺だって…好きだよ?」 「ははは、何で疑問形なんだよ」 「し、知らないって!なんとなく?」 はははと笑い合うとベッドがふわんと揺れた。王宮のベッドも大きくて好きだけど、マリカに手を引かれて寝転ぶこのベッドは、特別な気がする。覆い被さるマリカを見上げると、胸がキュぅぅぅってなる。 「コウ、口開けて?」 マリカの言いなりになるのが好きだ。ちょっと困った感じでお願いするマリカも好きだ。 「んっ…」 素直に口を開くと、大きなマリカの口と舌がゆっくり入ってくる。マリカの唇の感触や舌使いに刺激されるから、口の中が痺れてきて気持ちがいい。 「コウ、好きだよ」 「へっ…」 マリカは、ふふふと笑っているようだ。俺だって好きだよとまた答えたいけど、気持ちが良くて声が出ないんだ。 シュルシュルと簡単に服を脱がせられている。ベッドの上にいる二人はすぐに一糸纏わず素肌を合わす。二人でいる時に服はいらないだろとは、いつもマリカが言うことだ。本当に、もう服なんかいらないや、って思うから不思議だ。マリカの素肌は熱かった。 抱き合うと肌とか気持ちいいところとか擦れ合う。擦れると肌がざわって逆立って頭の先まで、ぎゅっと痺れる感じがする。 さっきまでシャツの中でジッとしてた胸も今は芯を持ってピクンとしているのが自分でもわかる。マリカに触られると期待するからピクンとなるのかもしれない。 「お前のここ、可愛いよな。キスしていい?」 返事ができずコクンと頷くと、マリカはコウの乳首にキスをしてきた。キスをしながら反対の乳首の根本からゆるく摘まれ、揺さぶられ、軽く少しだけ引っ張るから、ひくんと背中が伸びてお尻が浮いてしまう。 「ダ、ダメ…マリカ…そこばっか」 「なんで?嫌か?そんなことないだろ」 ダメだって言ったのは、乳首を弄られてばかりいると硬く勃起したペニスから堪えられない先走りがタラタラと流れ出てしまうからだ。自分ばっかり射てしまいそうになるからだ。 「や、ダメ…流れちゃうから、ああっ、もう…ほら、」 長い指でグリグリと乳首を押しつぶされる。自分の身体がいやらしくなっていくようで恥ずかしい。マリカに乳首を弄られるのが好きだ。キスをされたり、押しつぶされたりちょっと意地悪にされるのがたまらなく好きだ。 「コウ…足開いて、マーク見せろよ」 「ヤダ…恥ずかしい」 マリカはやたらとテレパシーマークを見たがる。変な場所にあるからなのかもしれない。それでも言いなりになってしまうのは何でだろう。 「足開いて見せて?なぁ、いいだろ?」 ほらね、ズルい。そんな声で言われたら、いいよって見せるに決まってるじゃん。コウはゆっくり足を広げた。マリカはコウのテレパシーマークを指でくるくると円を描くように撫でている。足の付け根、お尻の内側にあるテレパシーマークに触れられると、自分のペニスがピクピクと動くのがわかる。 「マークかわいいな。こんなとこにあるの、俺しか見てないだろ?エロいんだよな…」 「き、気持ちいい…マリカ、気持ちいい」 「はは…触られて気持ちいいの?」 意地悪なことを聞かれる。こんなマーク、今まで意識しなかったのに、肌が合わさってマリカに触られると気持ちいいことを知った。 「今日、ここに入れるから。ちょっと、やってみていい?」 マリカの指がマークからスルリと外れてコウの後ろの孔をくるくると撫で始めていた。マリカが小さなパッケージからトロッとした液体を絞り出し、孔に周りに塗っている。 パッケージなんてどこから出てきたのだろうと一瞬我に返るが、行為がいちいち濃厚過ぎるためそんなことどうでもよくなる。 「指入れるから、びっくりするなよ」 ヌルヌルとした液体と、マリカの指が擦れていく。ゆっくりと入ってきたマリカの指をギュッと孔は締め付けてしまう。だけど躊躇なく一本、二本と指は増えていく。 「ああっ、はあぅ…や、やああ、ダメ…」 「コウ、教えてくれ、痛くない?」 「痛くない、大丈夫…」 痛くはない。だって、ひとりで寝る時に弄ってるから。こうなるだろうなとか、自分でも準備しとくかとか、そんな思いから弄り始めたけど、最近はマリカを思い出すとそこを弄りたくなるようになっている。 「コウのここ、入り口は締め付けてて、奥がぐちゃぐちゃだな。どこか…あるだろ?いいところってやつが」 「いっっ、、ひゃぁ、ああああああっっ」 何本目だろうか、マリカの指が奥に入ってきて、ぐちぐちと音を立てて中を弄られ、グッと指を曲げた時、気持ちいいところにあたりビュビュッと射精してしまった。自分で後ろを弄っていても射精をしたことはなかった。だから一瞬のことで驚く。 「…や、ぁ…も、ちょっと、」 「ん?もうちょっと、なに?まだイク?」 自分だと届かない場所を弄られた。マリカに指を入れられたままだとまた達きそうになる。またイキたいなんて、どうやって伝えればいいだろう。 「自分だと、、届かないところだから、、も、、ちょっと、して?」 「えっ?なに、コウ?自分で…」 まずい…内緒にしていることを口走った。ハッとマリカの声で気づく。 マリカはズルッとそこから指を引き抜き、コウの両足を開き、抱え直している。指が入ってた後ろに、ピタッと硬く熱い何かがあたっているような気がする。 その硬い何かがググッと孔を広げて中に入ってきた。ああ…やっぱり、と目をつぶりながらも思う。これを待ってたかもって。 「痛かったら言って欲しい…けど、ひとりでしてたなんてな。早く言ってくれって」 「ち、違うって、あああっ!!ダメっ!」 ゆっくりとした動きにジュブ、ジュブと音が立つ。さっきの液体が溢れる音なのか。腰を大きくゆっくりと上下に振るマリカは、大きく硬いペニスを埋め込んでいく。 硬くて大きくて熱い。指なんか比べものにならないくらい、気持ちよさも、比べものにならないくらいだ。マリカのペニスで身体を揺さぶられていく。 「あ、あ、マリカ…そこダメっ、」 「ダメ?本当に?コウ、ちゃんと言えよ」 「ダメ、ダメェェェ…でちゃうから、」 急な快感があった。精子を出さないようにコウは自身のペニスを必死で抑えた。 背中が弓なりにしなってしまう。初めてペニスを受け入れているのに、身体が勝手に反応するくらいの快楽を感じている。マリカの腰が奥深く貫くよう旅、みっちりと孔の奥までマリカで埋め尽くされた。 「コウ、大丈夫か?」 「だ、いじょぶ、、だけど、、」 「だけど?なに…」 「動いたら、ヤバそう…だから」 「ヤバそうって?痛い?」 「ち、違う、、気持ちよくて、イキそ、」 言い終わらないうちに、ズルッとペニスが中で動く。マリカは腰を引き、また腰を奥深くまで貫くを繰り返す。コウは腰を浮し、爪先を下に丸めていた。ズルッと引かれる時も、ゴリゴリと貫く時も、気持ちいい波みたいなものが通るから、お腹の中が、奥がキュウっとする。 「もうちょっと動くぞ。いい?」 ぐっちょぐっちょと音が大きくなるに連れて、マリカに足を大きく広げられてしまう。奥までペニスをぐちゃっと入れられ、ぴったりと重なり合った時、テレパシーマークが擦れ合うのがわかる感覚があった。 「ああ…ここ、奥まで入れるとマークが合わさる。こうやって、ほら…わかるか?奥に入れると、マークが擦れ合う、気持ちいいな…」 「や、やあぁぁ、イクっっ、、」 不思議だった。ペニスを入れられ、奥まで貫かれるとマーク同士が自然に擦れ合う。擦れ合う度に、快感が強く走る。コウの中で、マリカのペニスも一段と膨れ上がっていくのがわかる。 数回マリカに腰を譲られたら、コウは達ってしまった。イキたくなくて、両手でペニスを抑えているも無駄だった。マリカに腰を振られ、テレパシーマークが擦れ合った時、強い射精感を感じ射精した。 「コウ、ごめん、俺も…くっ、うっ、」 マリカが急にガツガツと腰を強く振り上げた。またマークが擦れる感覚がある。コウの中にいるマリカのペニスが更に膨張していた。そのまま硬く膨れ上がったペニスをゴリゴリと上下に擦るように、マリカに激しく腰を振り上げられた。 腰を強く掴まれた後、マリカはズルッとペニスを引き抜き、コウのマークに射精していた。びゅびゅっと、大量の精子がそこにかかっていて熱い。それが好きな男の精子だと思うと、恐ろしいくらい興奮する。 「大丈夫か?ごめんな、無理させたよな」 「マリカ…?何で引っこ抜いたの?マーク…擦れて気持ちよかったのに…中にいたままにしてよ…」 なんで、という思いからマリカのペニスを両手で触り、くちゅくちゅと音を立てて上下に譲ってしまった。もっと欲しい、これがもっと欲しい、マークを擦りながら奥に擦り入れて欲しい。 「お前…マジでそんなこと言っていいの?俺、興奮し過ぎてヤバいかもよ?」 気持ちよすぎて頭がふわふわとする。あんまり考えないで言ったことだったが、マリカの声で現実に戻ったような感じがした。 「えっ?ヤバいって?なに」 コウの手の中からズルってペニスを引き抜き、マリカは膝立ちして寝転ぶコウを見下ろす。目線を上げてマリカを見上げると、力強く反り返る肉棒を握っていた。 さっきの精子なのか、先走りなのかが、だらっとペニスから流れているのが見える。卑猥に見えるそれは、マリカに握られてドクドクと音を立てているようだ。 「後ろ向いて、お尻あげれる?ああ…後ろからもマーク見える。ヤバいなぁ。ごめん、明日は俺が全部やるから。今日は許してくれ」 「え?なに?マリカ?」 早口でいうマリカの言葉が理解出来ない。聞き返しても教えてくれない。 コロンと向きを変えられ、四つん這いになり、お尻だけ高く上げさせられた。さっきまでズブズブと入れられていた孔を、マリカに見られるのは恥ずかしい。 そこは、くぱっと開いているようだ。マリカは亀頭をそこに押し付け、グプグプと音を立ててまたペニスを入れている。 後ろから硬い肉棒で貫かれている自分は、いやらしい格好をしていると思う。そう考えると興奮してしまう。反り返る硬いペニスを入れられると興奮し、コウのペニスも勃起した。 「コウのここ、ヒクヒクしてて、、奥に入ると気持ちいい…吸い付いてくるな。なぁ、コウ…ひとりでしてたのか?教えて。ここに指入れてた?」 マリカは一気に奥まで長くて太いペニスを届かせ、ゆっくりと身体を密着させている。腰を左右に振り、その後キツく押し付けながら意地悪な質問をしてくる。コウのお尻と孔の周りを撫で、ここに自分で入れてたのか?と、いやらしく意識させるから、さっき口走ったことを後悔した。 「ヤダ…言わない、マリカ…い、じわる」 「教えろよ、なぁ、めちゃくちゃ興奮するだろ?お前がひとりでしてるなんてさ、ここ…俺の入れてる、、ここだろ?」 言わないって言ってるのに、マリカはしつこく聞いてくる。答えないと、お尻を高く持ち上げられ、さっきより遥かに激しく腰を打ちつけらた。足が宙に浮きそうになるほどだ。 パンパンと肌がぶつかる音が聞こえる。想像していたより遥かにいやらしく、卑猥な音だった。耳に響くそれに更に興奮する自分がいた。 「ああっ、あ、ううんっ、あんあっんん」 「コウ…好きだ、俺のものだもんな?」 マリカだって俺のものだと言いたいのに、気持ちが良くて、上手く声が出ないみたいだ。左右に腰を大きく振られると、中でマリカのペニスが波を打つからまた快感が走ってしまう。 「なぁ、、教えろよ、どこが気持ちいい?」 「ああ、はあっ、う、、うん、気持ち、いい、、そこ、して?もっと、乱暴でも、いいからぁ」 「もっとしていいのかよ、、お前の中、ヤバい、はっ、はっ、ほら腰上げろよ」 「やぁぁあっっ、ダメぇぇ、ああんっ、そこ、あた、るぅ…やあぁぁん、激し、」 「いやらしいな、、丸見えだぞ、、コウ、ここ好き?なぁ、答えろよ」 「す、、き、好きだからぁ、、気持ちい、」 ゴリっとまた気持ちのいいところにマリカは亀頭をあてる。反り返ったペニスの大きく張っている先端でグリグリと押されている。気持ちいいところがマリカにバレてしまったようだ。 波を打つような激しい行為に、精子が溢れ出しそうになる。気持ちがよくて射精したい。また出ちゃう。ああ、たまらない…気持ちがよくて変な声が出そうだ。 「マリカ…あああんっ、気持ち、い。イキそ、イクっ、今度は、、中に、出して?」 一瞬マリカの動きが止まったが、その後は 腰がねじれるくらい強く握られ、バチンバチンと音を立てて追い立てられた。激しく犯されるような行為に興奮し、精子がピュッと出てシーツを汚してしまった。 「…ああ、いくぞ…いく、」 強く数回腰を振りつけ、奥までグリグリと腰を押し付け、マリカも射精をしている。 奥がびしょびしょになるような感覚だ。マリカの射精は長く、かなりの量が出ているように感じる。精子を出しながら、ゆさゆさと腰を揺さぶられている。そんな動きもまた気持ちがよくなりそうだった。 ベッドの中ではどんな音も反応してしまうんだなということを知った。湿り気のある音がどんどん広がっていくようだった。 やっとの思いで結ばれた感じだ。 セックスなんて、別にしなくてもいいやって思ってたけど、してみた後は、やっぱりしてよかったって思えてくる。肌を重ねて、好きな男が自分の中に入ってくるのも好きだ。 「コウ…もう一回いい?」 「え?もう…うそ、」 「うそじゃない、いい?」 マリカの唇が重なってくる。ねっとりと食べられるようなキスをされた。そういえば忘れてたけど…一度スイッチ入るとマリカは性欲が止まらないんだっけ。それと、体力バカなんだっけ。 「コウ?考えるなよ?」 テレパシーじゃないのに、考えてることがバレているようだ。コウはマリカに笑いながらキスを返した。

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