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第19話 触れたい2 R18※リバ
俺だって男だ。やればできる。
「……じっとしていてくださいね」
春斗は、七瀬の帯を緩め、袷を大きく開いた。
寝間着の下から、白くも逞しい胸板が現れる。
程よくついた筋肉をなぞる様に撫で、七瀬の胸の尖りに触れる。
「ッ……」
七瀬が僅かに反応を示し、春斗自身の鼓動も早くなる。
春斗は込み上げてくる羞恥を振り切り、七瀬の胸へと口づける。小さく主張するそれは、こりこりとした感触が面白く、春斗は夢中になって舌を這わせ、軽く歯を立てる。
しかし、あまり自分からこういった行動をすることが無い春斗は、これでいいのだろうかと、舌を這わせながら七瀬を見上げた。
なんと官能的な表情をするのだろう。
七瀬は瞳を伏せ、僅かに開いた唇から吐息を漏らしている。眉間には小さな皺が刻まれ、快感に耐えているようだった。
七瀬の様子に春斗も煽られ、春斗自身の下半身もずきりと疼く。
春斗は、七瀬の下腹部へ手を伸ばした。
色素の薄い下生えを撫で、さらにそこに起立するものに触れた。
本当に自分と同じものだろうか、今まであまり意識したことはなかったが、七瀬のそれは大きく、春斗はしげしげと見つめた。
「春斗、あまり見つめるな。流石に恥ずかしい」
「っ……だって……こんなに大きいなんて今まで気づかなかったから……」
「はは、いつも私の愛撫に翻弄されて余裕がないからなぁ」
ニヤリと笑う七瀬に春斗は頬を膨らませる。
「そんなこと言えるのは今のうちですからね」
春斗は拗ねたように七瀬を一睨みし、徐にそれを口に含んだ。
七瀬は急な刺激に身体を強張らせる。
「っ……春斗っ」
七瀬は春斗の頭を押し、引き離そうと試みるが、どこにそんな力があるのか、春斗はしっかりと七瀬に絡みつき離れなかった。
「んん、ふ、ん……」
春斗は七瀬の起立を深く銜え込み、吸い取る様に上下に動かす。
春斗に経験はなかったが、時々七瀬がしてくれるように真似る。
口で扱きつつ、先端を吸い上げ、口が疲れると手で扱いた。
七瀬の荒い息遣いが耳を擽る。
七瀬のものはより一層大きく硬くなり、脈打ち始めた。
「春斗っ」
「うわっ……」
一瞬で視界が反転し、七瀬の下敷きになった。
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