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⑥
王様ゲーム要素無/拘束/焦らし/くすぐり/筆/乳首責/羞恥/へそ責/ローションガーゼ/ドライオーガズム/連続絶頂
攻→ハルヒ+凛
受→レン/視点
◇ ◆
「レンくん。今、少しいいかな?」
昼休み、クラスで一番可愛いと言われている女子から恥ずかしそうにしながら呼び出された。俺はいつも『可愛いから友達止まり』と言われ続けてきたので、初めての事に内心喜んでしまった。
「うん、いいよ」
冷静を装い、女子に着いていくと可愛い封筒が貼られたプレゼントの様なものを渡された。
しかしその封筒を見て目を疑った。
可愛い女子特有の文字で『ハルヒくんへ♡』と書かれていたからだ。
「レンくんって、ハルヒくんと凄く仲良しだよね?…だから、これ渡して欲しいんだけど」
真っ赤な顔でプレゼントを差し出されて複雑な気持ちになりながらも、こういうことは自分で伝えた方がいいと思っている俺は申し訳なさそうに演技しながらお断りした。
「…俺に言われても嬉しくないと思うけど、そんな可愛い顔で言われたらきっと本人も喜ぶと思うんだ。だから、そういう大切な物は直接渡した方がいいんじゃないかな?」
「私より可愛いレンくんに言われたら自信出てきた!ありがとう!私、直接ハルヒくんに渡してくるっ」
こっちは褒めてやったのに、俺にとっては嬉しくない言葉を返され内心イラッとしたが、嬉しそうに去って行く女子を見送った。
しかしこれが大変な事になるなんて、この時は思ってもいなかった。
◇ ◆
昼休みが終わって放課後、笑顔のハルヒが『一緒に帰ろう』と誘ってくれた。
あの女子の事も聞きたかったので了承し、二人で俺の家へ帰る事になった。
帰る道中、特にその事は話さないハルヒと普通に別の会話をしながら帰宅すると、俺の部屋へ案内した。
「ねぇ、レン。好きだよ」
部屋に入って二人きりになるなり、ハルヒは俺にそう告げて優しく抱き締めてくれた。
「…俺も好き」
「今日両親と弟は?…もしまだ帰って来ないならしたいな」
「…俺もしたい。両親も凛くんもいつも遅いから平気だと思うよ」
ハルヒの胸に擦り寄って答えると、ヒョイと抱っこされて布団へ寝かせてもらった。
「…あ、バスタオル…あるから、あとこの前凛くんが置いてったゴムもある」
「うん。…今日縛っていい?レンの事可愛がってあげたいな」
「…いいよ」
優しくて熱い視線を送られると、俺も興奮してしまい、素直に上を脱いで両手を差し出した。
ハルヒが置いて行ったアダルトグッズから取り出した拘束具で一纏めにして手首を縛ると、下げられない様にベッドに固定された。
「ズボンだけは脱ごうか」
ベルトを外されて下着姿にさせられると、その下にバスタオルを敷いてもらった。
準備が整った所でハルヒが俺の体に跨ると、優しい眼差しは一変、黒い笑みへと変化した。
「…?」
「ねぇ、レン。昼休みさぁ、あの女に何言ったの?」
「…え?」
「知らないとは言わせないよ。昼休みにフンワリあざと女子に話しかけられてプレゼント渡されたんだよね。好きな人が居るからって断ろうとしたら『レンくんに応援してもらったから』とか言い出してさ。二人がどんな話をしたか知らないけど、すげー腹立ったわけ。俺と付き合ってる事カミングアウトしろってわけじゃないし、レンが嫌なら俺もそれを尊重するけどさ」
「……」
「…しかもあの女の事、可愛いとか言ったらしいじゃん?どういうつもり?」
「…ハルヒにプレゼント渡してって言われたから、そういうのは自分で渡した方が本人も喜ぶんじゃない?可愛いんだしさ、的なこと言っただけ。受け取りたくなかったから角が立たない様にした」
「…ふぅん。ついでにいうとさ、その女子に呼び出された時レン嬉しそうな顔してたらしいじゃん?自分が告白されると思った?」
誰だそんな情報流した奴は。
拘束状態で問い詰める辺りハルヒの性格が出ているが、俺は言葉を間違えない様になんて返そうかと必死に頭を悩ませた。しかし、言葉が出る前にハルヒの口が開く。
「俺が一番腹立ったのはそこなんだよね。嬉しそうに隙見せて女の所行かないでくんない?」
「別に隙なんて見せてないし」
「あの女が()レンくんのこと勘違いさせちゃったかも。呼び出した時嬉しそうにしてくれてたから』っつってたぞ」
あのフンワリ女子め。余計な事言いやがって。
「だからさ、女子に呼び出されて喜んでついていっちゃうレンくんには、お仕置きします」
「は?…何でだよ、つーか断ったんだろうな」
「さぁね」
「もし断ってないなら、今日は絶対にしないからな」
「…ふ、嘘だって。好きな人が居るからプレゼントすら受け取ってない。だから泣かないで」
「泣いてねーよ」
「涙目なってんじゃん。そんなに不安ならカミングアウトしちゃおうよ、俺は嬉しいけど」
「…悠斗とハジメは特に何も変わらないけど、他の人達はどんな反応するか分かんないじゃん。特にハルヒは必死で学年首位守って内申点もいいのに」
「俺のため?」
「…うん」
「可愛い事言ってくれて許しちゃいそうだけど、ダメだよ。お仕置きはするからね」
「結局すんのかよ!」
「うん、まぁもう怒ってないけどただいじめたい。二人きりは初めてじゃん。止めてくる悠斗も居ないし、たっぷりいじめさせて」
「あ…っ!」
サワサワと脇腹に触れられるとビクッと体が跳ねた。
「まずは感度上げてお臍攻めようね」
「んん…っ」
「可愛い。声我慢出来てないよー?」
脇腹から胸元へ移動した手は人差し指でくるくると乳首の周りをなぞる。
「ぁ……っ」
たまに一瞬だけ乳首に触れてくる指だが、焦らすような手つきは続き、焦ったさが頭を過る。
「さ、触って…っ」
「レン焦らすの嫌いだもんね。でもお仕置きだからだーめ」
「んんッ」
ツンともう一度乳首を突かれるが、その後は焦らすような手つきに戻り、サワサワと肌を撫でられた。
「や…触れって…焦らすな!」
「触ってほしいならもっと可愛くおねだりしなよ」
「んんん…そこ、やぁ……」
クルクルと乳首の周りをなぞる指が辛い。触れてもらえるように体を動かしても、遠ざかる指を恨めしく思った。
そんな時、ガチャッと玄関の扉が開き、俺もハルヒもビクッと体を反応させた。
「レンくんただーいま」
「…あれ、弟遅いんじゃなかったの?ま、俺の靴あるし勝手に入って来な…」
ハルヒが話終わる前にドダダダダと激しく階段を登る音がしたかと思うと、バンっと俺の部屋の扉が開かれた。
「クソ性悪男!!」
「!?」
「てめ…レンくんに何してんだ!退け!」
「ちょ、何で勝手に」
「玄関に知らない靴があったから!悠斗くんのじゃないし、お前しか居ないと思ったんだよ!!」
俺の姿を見るなり発狂したように怒る凛くんは、ハルヒを突き飛ばして俺の方にやってきた。
「いって。俺ら付き合ってんだから別に問題ないだろ。つーか認めてくれたろ前」
「無理矢理認めさせたくせに!帰れ!」
「レンが女に呼び出されて嬉しそうについて行ったからお仕置きしてんの。弟こそどっか行け」
「え?何それ!?レンくんついていったの!?」
「うん。呼び出されて嬉しそうについていったから俺怒ってんの」
そこから二人の会話が始まり、よくない方向へ進んでいくのが流れで分かり、口を挟もうとしたらニッコリとした二人の笑顔が向けられた。
「……レンくん、女子の事可愛いとか言ったり、嬉しそうについて行っちゃダメでしょ?」
「そうそう。だから俺ら二人で…」
「「お仕置きするね?」」
何故か意気投合した二人は声を重ねてそう言った。
「何でそうなるんだよ!!ただ、いつも『可愛いからレンくんって友達止まりなんだよね』って言われ続けてきたから……ついに告白されるのかな?って嬉しかっただけ!!」
俺がヤケクソでそう叫ぶと、二人は顔を見合わせた。
「へぇ、やっぱり嬉しかったんじゃん。自分から暴露するなんて」
「え?違…っ」
「レンくん、だめでしょ?俺達が居るのに喜んじゃ」
二人が黒い笑みを浮かべながら俺の体に近づくと、両サイドからこちょこちょと脇腹をくすぐられた。
「んっ!?ひぁ…!やめっ、触んな!!!」
「ついでにこの際だし、どっちがレンの事気持ち良くさせれるかも勝負しようぜ弟」
「は、別にいいけどー俺の方が詳しいよ?」
「…レンが何処弱いか知ってんの?」
「最近は触ってないけどお臍じゃないの?レンくんは覚えてないだろうけど、小さい頃俺が必死に開発したからね」
「は?どういう意味だよ」
「レンくん昔から無愛想だからよくくすぐっていじめてたの。思いっきりくすぐった後にお臍攻めてたら開花したみたい」
「………」
「あ、怒ったー?大好きな恋人が他の奴に開発されてたなんてさぁ」
「…お前後で泣かすぞ」
「出来るもんならやってみろよ。でも先にレンくんいじめよう?」
凛くんの発言に訂正を入れようとするも、すぐに肌を撫でられて声を出すことは叶わなかった。
「やめ…っ、ぁっ!ぁッ……」
「…レンは焦らすの苦手だから筆でも使う?」
「あ、いいねぇ」
俺の意見なんて聞かない二人は筆を取り出すとゆっくりと肌に筆を滑らせた。
「んんんん…ッ」
「可愛いレンくん。くすぐったい?気持ち良い?」
「凛くん…!やめて…っ」
「前俺がやめてって言ってもやめてくれなかったよね?」
仕返しするようにクルクルと脇に筆を滑らされるとビクッと体が跳ねて反応してしまった。
「ひぁ…!ダメっ、」
変な気持ちになり始めて必死に暴れるも、ガッチリと押さえつけられて動けない。
「あっ…やめ、二人とも…!待って、やぁっ」
凛くんは筆で脇をくすぐりながら、指は乳首をムニムニと摘んで動かしてきた。
「んん…凛くん!!待って!!」
「乳首ちっちゃいのに敏感なんだね。硬くなってきた」
弟に触られる羞恥に必死に抵抗するも、みんなに開発された体は感じるのをやめてくれない。
「レンー弟より俺の方がいいよね?」
「…俺だよね!レンくん!!」
二人が意地になって俺の弱い箇所を攻めると、強い快感と羞恥から我慢出来ずに瞳からぼろっと涙が溢れた。
「泣くほどいい?」
「えへへ、レンくん可愛い。泣いちゃったぁ」
「やぁぁぁ…!!無理っ!離してぇ…!」
片方ずつ二人の筆で乳首をくすぐられるとゾクリと背筋に刺激が走りブンブン首を振った。
「可愛い。乳首ぷっくり。筆気持ち良い?」
「んんん…っっ、やめぇ…!やめてっ…」
ゾクゾクした感覚に気を紛らわせるも苦手な刺激から完全に逃れる事は出来ず、俺の下着は苦しそうにテントを張り始めた。
「あ…レンくん、反応してる。えへへ、可愛いなぁ。俺彼女でいっぱい練習したんだ、上手になってるかな?」
「人それぞれ違うんだから彼女で練習したってテク上がるとは限んねーだろ。レンのこと一番知ってんのは今は俺なの!」
「うるせーな、俺の方が何十年一緒に居ると思ってんだよ!」
二人が口喧嘩しつつも、指は動いたままなので俺からは堪えきれない声が漏れる。
「も…ふざけんな!やめろっ!!俺ばっか、こんな風に攻められてやだぁぁ…!!」
「今日嬉しそうに縛られてたのはレンだろ?」
「レンくんも女の子のこと攻めたかった?…今日嬉しそうについて行っちゃうくらいだもんね。でもレンくんに攻められる女が居るなら俺ら、」
「「その子の事潰すからね♡」」
「お前ら仲良しかよ…っ!ていうか、凛くんっ彼女のこと大事にしなさい…!!」
「本命のレンくんのために付き合ってたんだよ。これからは直接レンくん攻めさせて」
狂気の弟に恐怖しながらも二人は移動して俺の足を片足ずつ持ち、グイッと開かせた。
「んな…っ」
下着を着用しているとは言え、反応したそこを開かれると恥ずかしい。
「そんなに力入れても無駄だよ」
「やめて欲しかったらどっちが気持ち良いか教えて?」
「ハルヒ…!ハルヒが気持ち良い…っ」
「む。レンくん、俺は?」
頬を膨らませた凛くんは、人差し指で下着の上から形をなぞるように自身をなぞってきた。
「ひゃあ…!!凛くん何処触ってんの!!やめなさい!!」
「じゃあ俺が気持ち良いって言ってよ」
「ふ…っぁ、ぁっ!凛くんが気持ち良いからぁ…!」
「何それ。さっきは俺が気持ち良いって言ったじゃん」
すると次はハルヒが自身に触れてきた。
あ、これ正解がないやつだ。
「もぉぉ…!!いい加減にしなさい!!やめなさい!!」
「どっちがいいか決めてくれるまでやめない」
「だから!答えても片方が怒るだろ…っ終わんないんだよ!!」
「…ま、確かにそうだね。じゃあ仕方ない。弟、今日は協力しよう。俺達以外についていかないように、」
「めちゃくちゃに感じさせようか」
相変わらず変な所で息ぴったりの二人は自身から手を離し、片方ずつ内股を筆で撫で始めた。
「ぅぁ…っ、あっ、やぁぁ…!!筆っ、いや!!」
「じゃあ指がいい?」
筆を置いたハルヒがゆっくりと内股をなぞると、更に快感が増した。
「ひぁぁっ!?指も…!!だめっ!!ゆっくり、やだぁ…!!」
「焦らすの弱いよね、可愛すぎ」
「本当。足震えちゃって可愛いね、レンくん」
「ひゃぁぁぁ…」
二人とも筆を置くと、ゆっくりと内股に指を滑らせてくる。ゾクゾクした感覚に背中が反り、甘い声が漏れた。
「足…っ!!離して!!」
「んー?太腿気持ち良い?」
「ひゃぁ…!やだっ…あっ、やめ!」
「レンくん昔膝も弱かったよね、覚えてるかなー?」
「ぁぁぁぁぁ!!やめっ!!凛くん!!触んないで…」
ゆっくりと指を開閉しながら膝に触れられるとゾクリとした感覚が襲い、必死に体を捩った。
「へぇ、可愛い。ぞわぞわして気持ち良い?レン」
「ひぁ…!はなっ、やめ…さわっ、な、で!!」
ギシッと激しくベッドが軋む音が響きながら暴れ回ると更にガッチリと足を抱えられて執拗に膝をくすぐられた。快感しか生み出さない刺激にビクビク体が跳ねて恥ずかしくて堪らない。
「足で感じちゃうレン最高に可愛い。……下着、すっごいシミ出来ちゃったね、恥ずかしいね」
「やだぁ…!いやっ…ハルヒ見ないで…!」
「じゃあ足閉じたら?」
「んな…っ!それなら離せよ!!」
「閉じれたら離してあげる」
「んぅ…!無理な事言うなっ」
「おい弟。ちょっとレンの足押さえてて。俺お臍責める」
「はーい」
「!?お臍はやだ…!!二人の時がいい…!」
「レンくん俺には反応見せてくれないの?」
二人の連携プレイになす術もないまま、凛くんが足の動きを封じると、ハルヒは俺の横に腰掛けた。
「はーい、レン。可愛く善がる時間にしようね」
「~~ッッ……!!」
少し爪を立ててお臍周りに指を添えられると大袈裟な程に体が跳ねた。
「爪でこうしたら弱いよね」
「ぁ…っ!ぁぁぁッ、やっっ!!」
カリカリとお臍周りを指でなぞられると激しくベッドが揺れた。
「うわぁ、レンくんすごい力。お臍前より弱くなってるね」
まさか凛くんに開発されているとは。昔のことを全く覚えていない俺は凛くんを睨みつけると、ニコッといつも可愛らしい大好きだった笑みを向けられた。
「あは、可愛い顔で睨まれちゃった。でもそんな態度とっていいの?」
「ひぁぁぁぁッッ!!」
足を押さえている凛くんが黒い笑みを浮かべてそう言うと、下着の上から勃ち上がった先端を爪で優しく引っ掻いてきた。
「やぁぁあっっ!!変なっ、とこ、触っちゃダメ!!」
「変じゃないよ?いっぱい先走りを出してるレンくんの先っぽ可愛がってあげてるの」
凛くんが先端を弄っていると、ハルヒもお臍の穴へ指を入れ、ガクンと体全体が跳ねた。
「う…ッッ!?いやぁぁぁぁぁぁっっ」
「はいはい暴れても動けませーん」
「可愛い、レン。お腹ビクビクしてる」
「全部ビクビクしてんね、レンくん可愛い」
「あっ、あっやば…っ待って、出る!!出ちゃう!!凛くん指やめてっっ!!」
「え?もう?…おい性悪男。レンくんていつもこんなに早いの?」
「俺ハルヒって名前だからそう呼んでよ凛」
「……ハルヒ。レンくんていつもこんなに早いの?」
「うん、こんだけ焦らしてたらすぐイクよ。前イッた後にローションガーゼしたら悠斗に怒られちゃった~」
「…ふぅん」
「もぉ…!!そんなのいいからぁっっ、ハルヒ、イカせて!!凛くんと代わってぇぇ…!!」
流石に弟にだけはイカされたくない俺は必死に泣きながら叫ぶが、二人とも場所を移動する事なく、刺激も止まってくれなかった。
「──んんんんんッッ、凛くん…っお願、出る…!出ちゃうからぁぁ…!!」
「いいよ、出しちゃって。なぁハルヒ、ローションガーゼ俺もやりたい。準備してくんない?」
「お、やろっかぁ。洗面器ないからたっぷり含ませておくね。バスタオルあるし平気かな?」
二人の会話が頭に入らない程に限界が近い俺は叫びながら下着を穿いたまま射精した。
「あ、レンくんの可愛いパンツ汚れちゃった。脱ぎ脱ぎしようか」
「やぁぁ…触んなぁぁ…!」
グイッと足を開かされ、下着を取られると糸を引いて汚れた自身が晒された。
「うわーレンくんエローい」
「見るなぁっ、凛くんお願い…っ」
「じゃあ凛、ローションガーゼ出来た。反応すげー可愛いよ」
ハルヒがガーゼを凛くんに手渡すと、凛くんは超笑顔で俺の先端を包むようにガーゼをセットした。
「!!、やめて…っ」
俺の制止の声も虚しく左右に動かされたガーゼ。達したばかりのそこには強過ぎる刺激に俺は悲鳴に近い声を上げた。
「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
「イッたばっかりだしきついよね。平気?」
ニコニコと可愛い笑顔で凛くんはそう訊ねてくるが、答える余裕もない俺は必死に腰を引いて暴れ狂った。
「ダメダメ…ッッ!!やめっひぁぁぁぁぁあ!!」
「あはは、逃げれないよー。可愛い」
いつもストッパーになってくれる悠斗が居ない今、俺はただ送られる強い刺激を受け続けた。
「可愛いレン。次は俺も…」
「ひっぁぁぁぁぁぁぁ!!もぉっ無理ぃぃぃ!!っぅぁぁぁぁああああ!!」
ハルヒは脇腹をくすぐりながらちゅっと音を立ててお臍へ口付け、ゆっくりと舌先をお臍の穴へ挿入した。
「ぅぁぁッっ、たすけ…っゆ、と!!悠斗ぉぉぉぉ…っ、助けてぇぇぇっっ!!」
いつも助けてくれる悠斗の名前が俺の口から放たれると、二人ともむっとした雰囲気に変化した。
「何でここで悠斗くんなの?」
「いつも助けてくれるからだろうねぇ~」
「へぇ、じゃあ限界までしたことないの?」
「うん。いつも止められるからね。いい機会だし、限界突破してみない?レン」
「ぃぁぁぁあぁぁぁァァァッっ………」
ガーゼにローションが追加されて更に激しく擦られると身体中に電気が走った感覚になり、ビクビクッと激しく体が跳ねた。
「あ、今イッた?レンくん。イク時はちゃんとイキますって言ってくれないと」
「ゃめ……ッッ、ぁぁぁぁあッッ!!」
「レン顔ぐっちゃぐちゃ。残念だね、今日は悠斗が居なくてさ。でも俺達二人に愛されてる時に他の男の名前出すなんて良くないよ?反省しよ?」
「そうだよ。レンくんは俺達の事だけ考えて?」
暴れまくって身体中悲鳴を上げているし、もう声も出ないくらいに苦しい。
ハルヒの舌はまたお臍へ戻り、穴を責め立てて、凛くんの手の動きも止まらない。
チカチカと目の前に光が散りながら必死に意識を保っていたが、もうおかしくなりそうだった。
「イッッ、ク、りんっくん、~~~ッ、ンンン!!」
「いいよ、出さなくてもイケるようになったからイキ放題だよ?」
ビクビクと再び絶頂すると、目から大量な涙を落としながら泣いた。
「レン可愛い」
ちゅっとお臍に入れた舌を奥へ追いやられるとお腹の底からゾクリとした感覚になった。
「こっちもしようね」
お臍を舐めながら指が上へ移動すると、先程焦らされた乳首を摘まれ、爪で弄るように引っ掻かれた。
「あぁッ……、とぉ…っ、ゆ、…とッ」
助けて、もう無理。
「レン」
「レンくん」
ぼんやりとした頭の中で再度不機嫌な二人の声が聞こえた。
「もぉ…ッ、む…りぃ…」
「だーめ。俺達の名前呼んで堕ちてくれるまでやめてあげないよ」
「ぅぁッ…ひぁぁぁあぁあっ」
枯れ果てた声が無理矢理絞り出され、刺激が送られるともう頭の中は真っ白だった。何度も強制的にイカされ、疲弊した俺は。
「ゆ、…とぉぉぉ、助けてぇぇぇ!!」
言葉に出来たのはやっぱり助けを求める声だった。
「……もー、手強いなぁ。まぁいいや。レンくんが悠斗くんの名前出せないくらいにしてあげる」
その後、凛くんの動きは更に激しくなり、ハルヒは無表情で俺に口付けた。
「…」
キスしてる俺達に文句を言わない凛くんは、ガーゼを先端から離すとたっぷりと自身全体にローションを塗りたくり、指を輪っかにして先端から竿を上下した。
「んんんんんぐぅぅぅぅ……ッッ」
その瞬間、俺のくぐもった声と、勢いよく放たれた精液。頭がクラクラする中、ハルヒが舌を絡め、両手で俺の耳を塞いだ。
頭の奥で舌を絡める音が響くと、固く目を閉じた。
真っ暗の世界、響くハルヒと舌が絡まる音。一番敏感な場所への止まらない刺激。
もう何も考える事が出来なくなった。
ガクガクと激しく体が跳ねると唇が離れ、熱っぽい視線のハルヒと目が合った。
「レン、好きだよ。ずっと俺だけのレンで居てね」
「おれも………はる…ひが…すき…気持ち良い…っもっと、してぇ…」
「いいよ、いっぱいイこう。その前に凛にも言葉かけてあげて」
「りん…く、ん…っおれ、凛くんのこと…弟として…すごく好き…っずっと、大事な…可愛い、弟だからね…っ」
「…うん、ありがと。レンくん」
その言葉を最後に強い刺激が再び俺に送られると、悲鳴を上げて絶頂し、フッと意識を手放した。
◇ ◆
「…レンくんちょ~~可愛かった!」
「最高だった」
「お前らぶん殴る」
解放されて意識が戻った俺は力を振り絞って二人にパンチをかました。
「レンも最後はデレデレだったくせに~」
「覚えてねーわ!!てめーらの所為でな!!」
「えへへ、でもさぁ。俺は一生家族だから離れないけどハルヒは捨てられたら終わりだから!せいぜいレンくんに嫌われないようにしろよ!」
「はぁ?ブラコンサイコが何言ってんの?お前こそ捨てられないようにしろよな」
そこからまた二人の喧嘩が始まったので、俺はグッタリとしながらも服を着て身なりを整えた。
「ねぇ、レンくん!俺とコイツどっちが良かった?」
「俺だよね、レン?」
「どっちも頭冷やして来い!!」
バシッとハルヒの玩具鞄をぶん投げて叫んだのだった。
end.
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