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第65話 窓の外
「見せてよ……」
「んっ……それ、ダメ……」
下着越しに胸を触られて、軽い刺激がくる。そんなんじゃ足りないし、擦れないようにつけているのに意味ないよ……。
そう思っていると、フッと上半身を起こされた。そして下着のフックを、外そうとしていた。
「これって、外すの難しいんだな」
「自分でや」
「いいから、任せて……よしっ、出来た」
僕が自分で外そうとすると、耳を甘噛みされた。直ぐにコツを掴んだらしく、器用に外されてしまう。
もう一度押し倒されて、下着を上に上げられた。右胸を舐められて、体がビクンと反応する。
「やりづらいから、上に上げてて」
「じぶ……んで」
「そう、お願い」
そんな笑顔で言われたら、否応なしに従うしかないじゃん。僕は恥ずかしかったけど、上にセーターと下着をあげる。
すると彼はフッと笑って、もう一度右胸に舌を這わせてきた。その状態で左胸を手で摘んだり、擦ったりされて気持ちよくなってくる。
より一層柑橘系の香りが強くなってきて、僕も声が止まらなくなってくる。抑えたいけど、どうしても口の隙間から漏れてしまう。
「かえ……もう、そのへ……んで」
「気持ちよくない? 聞くまでもないか」
「んっ……」
僕の答えを聞く前に、上半身を裸にされた。今度はお腹の辺りを舐められて、器用にベルトを外されていく。
下着越しに、主張している僕のを舐め始める。体がビクンと反応して、より一層強い声が出てしまう。
その瞬間に、一気にズボンを下ろされた。次は下着から出ている僕のを、何の躊躇いもなく口に含む。
「あっ……んっ」
彼にされることは、全て気持ちよくて……頭がフワッとして、何も考えられなくなってくる。
そのまま両手で僕の胸を摘んだり、擦ったりしてきた。色んな快楽が一気に押し寄せてきて、軽くイってしまう。
何の躊躇いもなく、口に含んだ彼を見て高揚してしまった。下着を脱がされて、その辺に投げられた。
そして両足を持ち上げられて、そのまま僕のお尻を舐め始める。いつも思うけど、そんなとこ舐めて何がいいんだろ……。
「集中して」
「んっ……」
舌を一気に入れられて、僕の体はまたもやビクンと反応する。すると舌を抜かれて、指を一気に入れられた。
簡単に飲み込むようになったみたい……気持ちいいけど、なんか変な感じする。二本から三本に増えていって、掻き回される。
シーツを掴んで、声を我慢する。だけどどうしても、抑えきれずに口の隙間から漏れてしまう。
「んっ……はあ……」
「湊……」
すると指を抜かれて、今度は彼がズボンを脱ぎ始めた。そしてかなり主張している凶器を露わにする。
ゴムを取り出して口で開けて、凶器にゴムをつける。両足を持ち上げられて、僕のお尻にくっつけた。
「挿れるよ……」
「う……ん……んっ」
ゆっくりと挿入してきたと思ったら、一気に挿れてきた。体がビクンと跳ねて、僕は彼の背中に腕を回した。
傷つけてしまうかもしれないけど、そんなことを考える暇はなかった。無我夢中で、しがみつくしか出来ない。
僕たちの声といやらしい水音と、肌と肌がぶつかる音が響く。彼を見ると、余裕のない表情だった。
「みな……と」
「かえ……んっ」
彼の顔を見つめていると、突然優しくて激しいキスをされた。貪るような感じがして、体がゾクリとした。
彼のペースに合わせるしかなく、只々流れに身を任せていた。イキそうになった時に、急に動きを止められた。
僕が不思議そうに見つめていると、おでこにキスをされた。そしてゆっくりと抜かれて、優しく微笑まれた。
「物足りなさそうだな……やりたい事があるんだが、いいか」
「……ものによる」
「立っている状態でヤリたい」
「……お好きにどうぞ」
そんなキラキラして、でもギラギラしている瞳で見ないでよ……了承するしかないじゃん。
立ちながらとか、やったことないけど……無理なことはしないだろうから。そう思って両手を彼に向けると、フッと笑っていた。
そして優しく抱きしめられて、抱き抱えられた。僕が足に力が入らなくなっていて、するとお姫様抱っこされた。
「どこ行くの」
「窓のとこ」
「! やだっ! 外から見える!」
「大丈夫。ここ最上階だから、見えないよ」
耳元で囁かれると、拒否れないじゃん。彼に完全に身を任せるしかなく、窓のところに連れて行かれる。
恥ずかしかったけど、窓に手をついてみる。すると右耳に舐められて、体がビクンと反応する。
ゆっくりと挿入されて、一気に全部入ってくる。いつもと違う感じで挿ってきて、全然違う快感が体を支配する。
全身を支えられていないと、足が崩れそうになっていた。力が入らなくて、身を彼に任せている。
「辛くないか」
「う……ん……んっ」
僕は只々いつもとは、違う刺激に感じることしか出来ない。そんな時だった。彼に顔を上げられて、強制的に窓を見せられた。
そこには、自分とは思えない乱れたΩがいた。後ろにはニヤリと笑っているαがいて、それでも目を逸らす事が出来なかった。
気が付かなかったけど、体の至るところにキスマークがついていた。ほんとにキス魔なんだから……。
首筋を舐められて、体がビクンと反応する。イキそうになったと同時に、僕の中にある彼のも大きくなった。
柑橘系の香りが一気に強くなって、嬉しくなってしまう。同じタイミングで、白い白濁した液体を出した。
「はあ……もうっ」
「湊、もう一度窓の外見て」
「えっ……綺麗」
顔を下に向けていたみたいで、もう一度顔を上げた。すると雪まつりの会場の、イルミネーションが綺麗だった。
ゆっくりと抜かれると、一気に体の力が抜けていく。彼に支えてもらって、お姫様抱っこされてベッドの端に座らされた。
愛おしそうに見つめられて、布団をかけられて抱きしめられた。おでこにキスをされて、耳元で囁かれる。
「お風呂入れているから、ちょっと待ってて」
「うん……」
彼がお風呂の準備している間に、僕は急激に恥ずかしくなってきた。両手で顔を覆って、後ろに倒れて布団でくるまった。
もうっ……勢いとはいえ、物凄く恥ずかしいことをしたような気がする。するといつの間にか、来ていた彼に頭を撫でられた。
「湊、お風呂に行こう」
「……抱っこ」
「ふふっ……はいはい」
彼に前から抱き抱えられて、そのまま浴室へと連れて行かれた。もう何度目か分からないけど、体を洗われて一緒に浴槽に入った。
後ろから抱きしめられて、首筋に顔を埋められた。そしてキスをされて、吸いつかれた。
「もうっ……跡つけすぎ」
「だって、噛み跡も薄くなってきてるし」
「でも……つけすぎ」
そんな甘い声で耳元で、囁かないでよ……ラットを起こしているわけでもないのに、狭い浴室内に柑橘系の香りが充満している。
この匂いが僕はいつの間にか、好きな香りになってきた。そこでふと、自分の香りってどんなのなのか気になってきた。
自分の香りは分からないし、他のΩの香りも分からないから。でも確か、αは他の人の香りは分かるらしい。
「僕のフェロモンって、どんな匂いがするの?」
「太陽のような陽だまりの香り」
「なんか、抽象的」
どんな匂いなんだろう? お日様みたいな感じ? 自然の香りかな? 確か、透真も自然の香りだった。
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