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第75話 アルバム
「飲み物、追加は?」
「もう大丈夫だよ」
これ以上飲んだら、これから少し辛そうだもんね……これから、その……するわけだし……。
そう思ったら急激に恥ずかしくなって、彼の顔をまともに見ることができない。そうこうしていると、デザートのチーズケーキが運ばれてきた。
チーズケーキの横に、バニラアイスが添えられていた。くどくなくて、上品でなめらかだった。
「う〜ん、これも美味しい」
「アイスあげるよ」
「いらないの?」
「さっき食べたし、いらない」
「そっか、じゃあ遠慮なく」
ほんと美味しくて、ほっぺが落ちそうになってしまう。僕たちはデザートを堪能して、レストランを後にした。
腕を組んでエレベーターに乗り込むと、彼に耳元で囁かれた。いつもよりも甘い声に、僕は急激に恥ずかしくなってしまう。
「これから、もっと美味しいデザート頂くから」
「つっ……うん、うん」
部屋に着くなりいつものように、激しめのキスをされた。いつものことながら、この人のキスは体がふわっとしてしまう。
「ふわっ……んっ」
「み、なと……」
柑橘系の香りが漂ってきて、また更に興奮してしまう。この匂いに包まれると、何も考えられなくなってしまう。
全身の力が、抜けてしまって倒れそうになった。彼に支えられて、毎度の如くお姫様抱っこされて、ベッドに優しく寝かされた。
「夜になったから、盛るな」
「もうっ、恥ずかしい」
着ていたアロハシャツを脱がされて、上の下着越しに胸を触られた。焦ったくて、モジモジしてしまう。
首筋にキスされて吸われて、更に体が熱くなってくる。腕にしがみついていると、今度は下着を器用に外された。
右胸に勢いよく吸い付いて、左胸は弄られている。あまりの気持ちよさに、我慢する余裕なんてなかった。
「んっ……あっ……」
「湊、気持ちいいか」
舐めながら聞かないで……そう思っていると、胸を舐めるのを止めて段々と下がっていく。
短パンを脱がされて、下着越しに舐められた。敏感になっているそこを、重点的に刺激してくる。
イキそうになっている時に、止めてしまい物足りない。そう思っていると、今度は一気に下着を下ろされる。
僕の両足を上げて、お尻を舐め始める。頭の近くのシーツを掴んで、必死に快楽に耐えていた。
「んっ……」
柑橘系の香りが強くなってきて、彼も興奮しているようだった。舐めるだけじゃ、物足りない。
そう思っていると、今度は指を入れてきた。一本日本と増えてきて、快楽が一気に押し寄せてくる。
それだけじゃなくて、何の躊躇いもなく僕のを舐めている。再びイキそうになった時に、全部を止めて服を脱ぎ始める。
鍛え抜かれた綺麗な腹筋に胸板に、どうしても目が行ってしまう。彼のがズボン越しでも、大きくなっているのが分かった。
「たまには……口でしよっか」
「ふっ……いいのか」
「う、うん……」
僕が静かに頷くと、彼の凶器がお出ましになる。それにゴムをつけて、僕の口元に持ってくる。
自分で言っておいて、何だけど間近で見るとちょっとグロい。息を飲んで口を開けて、少し含んでみる。
相変わらずデカくて、全部は入らない。入らない部分は、手で扱いてみる。柑橘系のお借りが強くなって来たから、顔を見ると余裕のない表情をしていた。
顎が疲れて来たけど、止め時が分からない。そう思っていると、急に大きくなってゴム越しにかなりの量の白濁とした液体が出た。
次の瞬間、彼が僕の口から抜いた。顎が少し痛いなと思って、摩っていると耳元で囁かれる。
「はあ……気持ち良かったよ」
「んっ……耳元で話さないで」
彼のせいで耳が、敏感になって来ている。少し囁かれるだけで体が、ビクンと跳ねてしまう。
僕がそう言うとまたもや、耳元で囁かれる。もうっ……人の話聞いてよ。この声好きだから、嫌じゃないけど。
「後ろ向いて、四つん這いになって」
「恥ずか……し」
「大丈夫、全部見せて」
もういいや……そう思って、素直に言うことを聞くことにした。彼に抱っこしてもらい、起き上がって四つん這いになった。
すると僕のお尻周辺を舐めてきて、体がビクンと反応する。そのまま僕のを扱き始めた。
「もうっ、はや」
「もう少し、広げてからね」
そんな直接的な表現やめて……そう思っていると、指でお尻の中を掻き回される。一気に快楽が押し寄せてきて、イキそうになるけど直ぐに止められる。
指を抜かれて彼は、ゴムをつけているようだった。僕のお尻にピトッとつけられて、ゆっくりと挿入された。
そしてそのまま一気に奥まで入れられて、欲しかった刺激をくれる。僕らの息遣いと、いやらしい水音が響いてくる。
肌と肌がぶつかる音と、柑橘系の香りが強くなってくる。それだけで僕は、気持ちよくなってくる。
「はあ……んっ……かえ」
「みな……と」
僕の手に手を重ねてきて、首筋を舐められた。色んな所に吸いつかれて、僕はもう限界だった。
僕がイキそうになるタイミングで、彼のも大きくなったようだった。ほぼ同時のタイミングで、イってしまったようだった。
「はあ……んっ」
「みな……と」
ゆっくりと抜かれて、抱き抱えられた。後ろを振り向くと、優しくキスをされた。少し暑いけど、彼の体温が心地よく思えた。
それから彼にお姫様抱っこされて、お風呂に入れてもらってゆったりしていた。体を洗っている彼を、浴槽から見ていた。
ほんとに綺麗な体してるよね……僕はそこで気になってことを、聞いてみることにした。
「何かスポーツやってたの?」
「柔道だよ。帝家の男は全員、やらされたから」
「へえ〜強かった?」
「まあ、体も大きいし。それなりには」
そうだよね……見たかったな。そういえば、アルバムもらっていたけど。凄い量で見るの、躊躇っていたんだよね。
帰ったら見てみようと、僕は思って楽しみだなと微笑む。気がつくと彼が浴槽に入っていて、後ろから抱きしめられた。
「何かいいことでも、あったのか」
「帰ったら、アルバムでもゆっくり見ようかなって」
「いいな、そうしよう。湊のはあるのか」
「うん……確か、あるはず」
高校二年の途中までしかないけど……両親が亡くなってから、写真撮ってなかったから……。
僕がそう思っていると、耳に息を吹きかけられた。何かを察してくれたのか、何も言わずに只々抱きしめてくれた。
お風呂から上がって僕たちは、直ぐに布団に入って寝てしまった。気がつくとカーテンの隙間から、朝日が差し込んできていた。
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