奏は僕に顔に煙を吹きかけると、すかさず、僕のスラックスをパンツごと脱がせた。 手際よく、ローションを手に塗り、慣れた手つきで、僕の肛門をほぐしてゆく 思わぬ、展開に、東をいじる指がとまる。 「ちょっ！まてって！んっ！あっ……指っ！いきなり！」 奏のしなやかな指がアナルを犯す。 クリクリと指をうごかされイイトコロを探される。 奏の指の動きで、だんだんと身体が熱くなる… 「お前も初めてここ使うってワケじゃねーだろ？」 僕の後ろを弄りながら、くすくすと笑っている、奏。 マジムカつく。 「そう……だけど…」 たしかに、僕は女の子大好きだし、男とエッチする時は攻めだ だけど、前の彼氏がリバだったから、ちょっと、試しに使ってみたこともある… 我ながら黒歴史… 「……早く東に挿れてやれよ。」 「指入れられながらそんなことできっかよ…」 無理難題を言う奏に、絞り出した力で悪態をつく。 んぁっ…やばい…前立腺ばっか弄ってくる… マジで鬼畜かよ… 「大丈夫。それに、東も挿れて欲しそうな顔してるぜ」 ちらりと、東の方を見ると、指の動きがとまって、物足りないというような顔をしている。 快楽に耐えながら、なんとか指を動かす。 「そんなことっ……ない」 腰を浮かしながら、答える、東。 「前ビショビショだぜ？」 「これは……」 奏の言葉に慌てて、前を隠そうとする東。 だけど、僕の愛撫で体がうまく動かないらしく、震える手の上に自分の愛液が落ちる。 ほんと、可愛い… 愛撫をやめ、東のアナルから指を抜く。 「んぁ…っ」 こぽっ…という音とともに指を抜くと、東のアナルは、ぽっかりと空いたまま、物足りないというように、ひくひくしている。 「東……挿れるよ……」 ひくひくとしているアナルに、僕のモノをあてがう。 僕のモノの熱さに、東の身体が小さく跳ねた。 ゆっくり、ゆっくりと中にモノを入れてゆく。 東の肉壁が僕のモノに絡みつく その、温かさに、ちょっとだけ幸せを感じる 東。 ようやくお前が手に入った… 「んっ……やべっ前と後ろで……」 そんな、感覚に浸る間もなく、奏がアナルの愛撫を再開する。 むずむずとした感覚で、腰が動き、東のイイトコロをつく。 まるで、快楽が連鎖するように動いてゆく。 「ちゅっ……気持ちいいか？穂影？」 「やめろっ…みみっ……」 奏が耳にキスを落とす。 僕が、耳が弱いのを知っていてわざとやってくるのが憎たらしい。 それでも、奏が愛おしそうに僕の名前を呼んでくれた、満足感が心を満たしてゆく。 やっぱり、僕、奏の事も好きだ… 不愛想で、本ばっか読んでて、あんまり僕の相手してくれないけど。 そんな、奏が好き… 「んっ……ほかげぇ」 奏のせいで揺れる腰に攻め立てられた東が、僕の名前を呼ぶ。 勿論、東の事も好き。 可愛くて仕方がない。 「二人ともいい顔してる……ホントかわいいな」 そういうと、さっき東にしたように、ぽんぽんと僕の頭をなでてくる。 「んっ……頭撫でるな……」 子供みたいで、恥ずかしいじゃんか… それでも、奏の大きな手に包まれる、感覚をしっかりと味う 「そう……割とマジでお前のこと好きなんだけどなっ……」 「んっぁ………」 言い終わるのとともに奏が指を抜いた。 アナルがぽっかり空いて、スース―して変な感じがする てか…そう、今のって… 「そろそろ俺も挿れるぜ……」 考える間もなく、奏。 「あっ！あっ！」 てか…奏のデカ過ぎ… お前さっきイったばっかだろ？！ なんでそんなに元気なんだよ… 前と後ろからの刺激で、頭がおかしくなりそう… 「お前の乱れてる顔……スゲェかわいい……手放したくない……」 奏が、ぎゅぅっと僕の身体を抱きしめる。 そんなの…聞いてないって… 「んっぁ……奏……おまえっ……」 奏の激しい攻めに、頭がとろけてゆく 「んっ！穂影っ……きもちいぃ……穂影……穂影」 東の僕を求める声も、だんだんと薄れてくる… 「おまえら……可愛すぎ……」