奏は、箱に入った器具を足り出し、その器具の説明書を読みだす。 奏は活字中毒なだけあって読むスピードが早い。 数十秒で説明書を読み終えると、カチカチと機械を弄り出し、使い方を確かめだした。 「おい……それマジで使う気かよ」 少しだけ、声が揺れる。 だって、あんなの絶対痛いに決まってんじゃん！ 確かに東に使おうとしてたけどさぁ。 「使うよー。お仕置きだし。」 いつもの不愛想な顔と違い、少し楽しそうな顔をする奏。 その顔に大きく心臓が跳ねる。 奏の、ニヒルな微笑みに鼓動が早くなる。 だって、かっこいいんだもん… 奏の顔に見惚れて固まっていると、奏が機械の確認を終え、僕の身体に触れはじめる。 革製のソファが沈む。 ごそごそと左手で僕の胸の突起を弄り、右手だけで、ワイシャツを脱がしてゆく。 手先器用過ぎだろ…こいつ 「やめろっ……」 「ほんとー？乳首勃ってるぜ？」 奏はまた、ニヒルに笑いながら、僕の乳首をきゅうっとつまんだ。 「んっぁ……やめっ……いじるなっ……」 必死に体を捩じって抵抗するが、奏の愛撫に段々と体が動かなくなってゆく。 最終的には諦めて、奏に身をゆだね、快楽を味わう。 その様子に、奏は満足したように優しく微笑んだ。 「かわいい……さて、まず？スイッチ入れて。これを乳首に挟んで……」 機材の本体の部分についたボタンをかちりと押し、電極を乳首に挟む。 むず痒いようなピリピリとした刺激が局部に響く。 「んっ！……んっ！」 なんとも言えない刺激に、自然と声が漏れる。 「どう？気分は？」 奏が、まるで保健室の先生のような優しい口調で訪ねてくる。 してることは鬼畜だけど。 「くすぐったい……」 素直にこたえると、奏は、なるほどと言った顔をして、また機械の本体に手を触れる。 まさか… 「んじゃ、威力あげるね」 そういって、奏は機械のつまみを少し回す。 平然とした顔で、なかなか鬼畜なことをする… 「んぁ！……んっ！……ひゃ！」 身体に電流が流されるような快感という例えはよく見るけど、実際流されると気持ちいどころではない… 「今度はどう？」 「あぅ！……び、ビリビリするっ」 奏の質問に、涙目になりながら答える。 奏は、流れた涙を親指でふき取り、赤い舌を出してぺろりと舐めた。 その姿は妙に官能的で、少し興奮してしまう。 「いい顔してる……」 奏の顔が恍惚に染まる。 金色の髪に、赤く染まった顔が映える。 ホント、顔はマジでかっこいいな… 奏は、自分で舐めた指を見つめてから、その手をまた機械へと運んだ。 「鬼畜ぅ！……あぁっ！いりょく……あげんなっ……」 嘘だろ！？ あぁ！？ やばい…頭が変になる… 痛いけど…それを超えた別の感覚が襲ってくる… 「まだまだ上がるぜ」 奏がまた、にやりと笑った。 「んぐっ……いぎぃ！らめっ！」 日本語にならないような声が漏れる。 呂律も回らなくなってきた… 「おっぱい、ビリビリしてっ、あんっ！いだいっ！あっ！」 もうっ！ 無理だからっ！ 奏ってばぁ！ 「涙だしてまでよがって…そんなに気持ちいいんだぁ」 奏が楽しそうな顔をする。 「きもちくっ……ないっ！いたいっ！あっ！んっ！」 「嘘つきー。ちんこ勃ってんぜ？」 そういって、僕のモノをつついてくる、奏。 そんなはずはないと思い涙目で、下を向く。 「うそっ……あっ………ちんこ……さわんなっ……んっ」 そこには奏の言う通り雄々しく立ち上がった僕のモノがあった。 マジで… 僕ってドMだったのかな… そんな心配をしていると、奏がゆるゆると手を動かし、僕のモノをこすり始める。 動かられるたびにピクリと小刻みに身体が動く。 暫く、すると、僕のモノから、愛液が溢れ出す。 「スッゲェ気持ち良さそう……」 奏は僕のモノを見つめたまま、うっとりとした顔をしてそういった。 「んっ……出るっ……せーえきでるからぁ！」 果てそうになり、自然と腰が動き始める。 胸の痛みと、腰の快感が混ざり、思考が止まる。 マジでおかしくなりそう… 「それはだーめ。んーと。じゃぁ、これで塞ごうか。」 そういって、奏は細い棒状のものを取り出した。 「……それは？」 恐る恐る尋ねると、そうはいつもの不愛想な顔でこう言った。 「ん？尿道用の電極。」 え…？ えぇぇぇーーーーーーーーーーー！！！！！