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第105話 オショーに相談

 サブとジョーは具体的な事をオショーに相談に行った。 「図書館カフェの準備のために何をしたらいいのかわからないんだ。」  東京のカフェで参考になりそうな所を見に行く事にした。本屋も、だ。  二人は自◯が丘と下◯沢の街歩きマップを手に入れた。 「東京なら、タイジかサイコだ。」 東京に以前住んでいた二人に聞く事にした。 「自◯が丘なら前に住んでたところの近くだ。通ってた歯医者さんがある。  東横線だったな。沿線に住んでたから。」 タイジが案内してくれると言った。 「下◯沢ならアタシの庭だよ。」 とサイコも言う。二人、ノリノリで案内するという。  まず、手始めに電車で自◯が丘に行った。遠かった。駅の周辺には本屋が多い。道路が狭くて店も狭い。いろいろな本屋があった。古書店が面白い。それぞれに専門に特化していて店ごとに選びやすい。  少し歩いて、サブの興味のあるヴィ◯バンは地下にあった。降りて行く階段になんだか楽しそうなものが並んでいる。見ているだけで楽しくなってくる。店の人に聞いた。 「品揃えは誰が決めるんですか?」 店長だという、女の子が 「私が任されて見つけてくるのよ。 神田の古本街にも行くわよ。」 聞きたい事がいっぱいで頭がグルグルする。  親切に話してくれた女の子に丁寧にお礼を言って、また他の店を見る。 「ふう、疲れたね。どこかカフェにはいろう。」  タイジが連れて行ってくれたのは、面白いカフェだった。 『がんばるにゃん』 ねこに特化した店だった。  ジョーは犬なら慣れたけど猫はよく知らない。と、サブが蕩けそうな顔で猫を撫でている。  看板猫らしい。 「僕のウチ、猫もいるんだよ。 小次郎と仲良いんだ。ウチには三匹いるよ。」 意外だった。 「カフェにも犬や猫がいたらいいな。 考えてみよう。」  今度はサイコと下◯沢に行ってみるよ。 疲れ果てて帰って来た。九十九里が東京と近い、といっても日帰りはキツい。 「誰かに車、出してもらおう。」 「そうだね、俺、運転免許取りたいな。」

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