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第2話

今日はお父様の日なのかとぼんやりとした思考で思う。お父様は僕の方へと歩みを進める。僕の真正面に着くと、ランプを僕の全体が見えるように掲げた。ランプの光が眩しくて目を細める。お父さんは頭の頂上から菊門まで視線をゆっくりと移動させる。お父様にひくひくと動いてる菊門を見られていると思うと羞恥が溢れ出す。顔を赤くする僕を見て、お父様はふむと頷いた。 「優人、まだ足りないだろう」 優人とは僕の名前だ。足りないってなんだろうと考えていると、お父様は懐から桃色をした機械を取り出した。その機械を見て、僕は理解した。僕が理解したと同時にお父様は手元の機械を弄った。瞬間、中に押し込まれていた男の一物を模した機械が先程の比ではない程に激しく振動する。 「んっ…!んっー!んっ…ぅぅ!」 衝撃で目を見開く。猿轡で殺しきれなかった喘ぎ声が漏れた。身体がガクガクと震えて、縄が皮膚を擦る。その痛みさえ今は快感だ。微かに残っていた思考が弾け飛ぶ。目の前にいるお父様の事もお父様に痴態を晒している事さえもう考えられなかった。身体中を快楽が支配する。 「んー!んんっ!んんー!」 イキたいと、出口を塞いでるモノを取ってと猿轡越しに懇願する。だがお父様は聞き入れてはくれなかった。僕の善がり狂う姿を見て楽しそうに笑っているだけだ。 「んっ!んんっっ!んんんー!っっっ!!」 快楽の波が一際大きくなる。限界だった。ガクガクに身体を震わせ、視界が上を向き、快楽が内側で弾けた。瞬間、圧倒的な快楽が押し寄せてきた。脳が真っ白に染る。快楽は全く引く気配はなく更に大きくなって次から次へと押し寄せてくる。それを拒むすべもなく、ただひたすらに快楽を享受した。ガクガクと身体を震わせ、涎をだらしなく垂らす。 「気持ちいいだろう?メスイキは」 気持ちいい?、その言葉を理解する前に頷いた。気持ちいい。気持ち良すぎて死にそうだ。お父様の言葉に答えるようにガクガクと首を縦に振る。身体中が気持ちいいに支配される。 「淫乱な子だ。そう躾けたのは、私達だがね」 すっとお父様の細く長い指が胸の突起を擽った。身体が跳ねる。もう快楽で一杯の身体に更に刺激を送るようにお父様は胸の突起を潰したり引っ張ったりする。その快感でまた視界が上向く。ガクガクと身体を震わせ、また脳が真っ白になった。快楽の波が少し落ち着いてきた時、 「そろそろ私も可愛がってもらおうか」 お父様は徐に菊門に突き刺さっている男の一物を模した機械に手を伸ばした。柄を掴むと1周回して、殊更ゆっくりと抜いていく。その刺激にガクガクと快楽で体が震えた。男の一物を模した機械が完全に中から無くなった。快楽から開放されたことに息を吐いた。

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