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第3話

衣擦れの音がする。霞む視界でお父様を見る。お父様は纏っていた着物の前を寛げた。パンツの前の部分は膨らんでいてはちきれそうだった。お父様は窮屈そうにパンツの中に治まっていた一物を解放する。お父様の体型に似合わず、お父様一物は太く、びっしりと血管が張り巡らされて赤黒く染まっていた。見慣れている一物だけどゴクリと唾を飲み込む。 「さぁ、優人の中で気持ちよくしておくれ」 お父様は片手で臀部を掴み、広がっている菊門を更に広げるともう片方は自分の一物に添えてピタリと入口に当てた。ゴクリと唾を飲み込む。これから来るだろう衝撃に備えて目を固く閉じた。 一物を模した機械とは比にならないほどの質量が一気に押し込まれた。その衝撃に脳が真っ白になる。ビクビクと身体を震わせ快楽を逃がす。無意識に質量から逃げるように縛られて動けない身体を引いていた。お父様は逃げる事は許さないというように腰を掴み、引いた身体を引き戻す。そのせいでさらに深く一物が入ってくる。無意識に、一物を吐き出そうと菊門に力を入れていた。 「くっ…きついな…」 お父様は内壁の締め付けに息を漏らす。だが、そのまま奥へと進んでいく。奥に進む度に一物に肉壁を擦られる度に気持ちよさが身体を巡る。一物の先端がある一点を突いた時、身体中に快楽が走る。 「んんん!んっ!んん!」 またあの感覚が襲ってくる。その快感は凄まじく、視界が上向き、脳が真っ白になる。身体中が快感に支配される。ビクビクと身体が震えて、涎が溢れる。吐き出したいとぐるぐる回っている快楽が溜まっている玉がさらに重くなる感覚を覚えた。 「分かっているよ。ここが優斗の気持ちいい場所だってことは」 お父様は重点的にその一点を突くように腰を動かした。その度に何回も何回もあの感覚に襲われた。頭が真っ白になって、気持ちいいに支配されて、何も考えられなくなる。吐き出したい。楽になりたい。この快感から開放されたい。それだけが思考を支配する。ビクビクと身体を震わせ快感を逃がそうとするが次から次へと襲ってくる快感に脳が焼き切れそうだった。

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