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第4話

「何回もメスイキできて嬉しいか。優斗はメスイキが好きだからな」 お父様に言われた意味が快楽に溶けた思考では理解できない。だが、好きという単語が出たので、ガクガク震える体で首を縦に振った。お父様はクスリと笑った。 「本当、淫乱な子だ」 責めていたソコをを通り越し最奥を一息に突いいた。その瞬間身体を仰け反らせて、快楽を受け止めた。またあの感覚が襲ってくる。あの感覚に襲われていることを知っている筈なのにお父様は気にせず最奥を激しく突く。 「んん!!んんんっ…!んっーっー!」 突かれる感覚に快楽が追いつかない。もう、気持ちいいが一杯で何が起こっているのか理解出来なかった。ただ襲い来る快楽を身体を震わせ受け止める以外為す術がなかった。外に出たいとぐるぐると回っている快楽は更に増幅して、本当に玉がはち切れそうな感覚になる。限界だった。 「んんん!んんー!」 出口を塞いでいるものを取ってくれと再びお父様に懇願する。今度はお父様に通じたのか、お父様は出口を塞いでいる金属の棒に片方の手を伸ばした。 「コレ、取って欲しいのかい?」 取って欲しい。今すぐこの快楽から解放されたい。その一心でガクガクと首を縦に振る。お父様は飛び出している先端を指先で掴む。抜いてくれるという期待が胸を膨らます。これで解放されると息を着いた時、お父様は金属の棒を更に押し込んだ。 「んっ!?んーーっ!!」 激痛が走る。痛みは快楽を飲み込んで身体を支配する。身体の内部を炎に焼かれているような激痛だ。両目からは止めどなく涙が溢れて、全身から汗が吹き出し、涎が尋常ではない程溢れ出る。何とか痛みを逃がしたくて、身体を攀じるが縄と父の片手に押さえつけられてそれも出来なかった。 「いいな、その顔。興奮する」 お父様は舌なめずりをすると、腰の律動を再開した。片手は更に押し込もうと金属の棒を弄っていた。その度に生じる痛みと快感に身体を震わせる。正反対の感覚に支配されてもう脳が焼き切れそうだった。乾いた破裂音が何回も何回も暗い蔵に反響する。縄の軋む音は破裂音にかき消される。 「くっ…!」 お父様の一物がブルリと震えたかと思うと、熱い液体が中に吐き出される。その感覚に何回も襲われたあの感覚に支配される。僕の身体もぶるぶると震える。お父様はまた腰の律動を開始した。まだあの感覚に支配さているのに更に快楽を注いでくる。 「んっー!んんん!んーーっ!」 頭が仰け反り喉仏を晒す。そこに容赦なく噛みつかれる。皮膚を突き破る痛みに目を見開く。お父様はぐっと噛み付く歯に力を入れるとゆっくりと歯を離した。噛み付かれた喉仏はじくじくと痛む。その余韻でビクビクと身体を震わせる。お父様はそっと長い指で噛み付いた喉仏をなぞった。 「血が沢山でたな。だが、私のものだという印はしっかりとついた」 お父様は指に付着した僕の血を口に含むと喉仏を上下させて飲み込んだ。瞬間、破裂音がまた弾ける。お父様が緩慢だった腰の律動を激しく再開した。また、快楽に支配される。 「んんん!んっ!んんんっっ」 何回も、何回も、中で熱いものが弾ける。お腹は苦しいぐらいに膨らんでいて、入り切らない白い液体が菊門を塞いでいる一物の隙間から零れている。

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