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第19話※
二人分の精子が水溜まりのように、ロランの腹の上に溜まっていた。それを少しずつ掬いロラン自ら尻の孔に塗り込んでいる。
「お、俺にやらせてくれる?」
意外と必死で切実な声が出た。だけどそんなこと気にしていられない。カッコつけるなんてこと今は無理だ。
ぬるぬるとした精子を少しずつ孔の周りに塗り、指をつぷんと一本入れてみる。思っていたよりすんなりと通る指に感動した。
ロランのこんなところに俺の指が…と、思うと興奮が抑えられなくなってくる。
「辛かったら、、言ってくれるか?」
ロランの両足を持ち上げて、ぐちぐちと指で孔を広げていく。二本、三本と指を増やしていってもロランは痛がる様子はない。このままクチクチと、指で中を揺さぶってもいいのかなと思いながら進める。
「私は…ひとりでしてました。ふふ…私の身体を見て…はぁ、、んん…そんなに、なってくれてるなんて…嬉しいです」
「ええっ!ここ?指っ!ひとりで?」
冒頭の「ひとりでしていた」と言う言葉に過剰反応してしまう。ひとりでってことは、孔に指を入れてくちゅくちゅと…オナニーなんだろう。オナニー?ロランがっ!
今この爆発寸前の大切な時に、そんなこと言われたら「ひとりでする」ロランを想像してしまうのは仕方ないだろう。
ぬるぬるとした孔の周りを撫で、指を入れていたのか。さっきのように喘ぐ声をひとりで上げていたのか。そんなの考えたら、鼻血が出てきてしまう。いや、もう出てるかもしれない。
「ふふ…おっきい。オーウェンさんの、、おっきくなってる…入れる?」
ペニスがビキビキと自然に動き出している。さっきからロランの腿に当たっているからわかるっているんだろう。ロランも見ているオーウェンのそれは、過去最大の大きさになりそうだった。
しかし…と、オーウェンは冷静になりロランの尻と孔をまじまじと見つめた。こんな小さな孔に、コレが入るとは考えられない。入るとしたら指がやっとだろう。
「ロラン…難しいかも。お尻だって小さいし…壊しちゃいそうだ」
「えっ!やめるの?ダメっ!やめないで。いつかできたらいいなって、望んできたことなのに…やだっ!このまま入れて?入れてください!」
「いっっ!ええっ!望んでる?でもさ…俺のコレだよ?コレが入るなんて思えない」
元々デカいが、最大限に勃起してるペニスを持ち上げてみる。やっぱり入りそうにない。でもロランは望んでいると言い、ペニスを入れてくれという。
「やってもないのに入らないなんて、どうして決めつけるんですか!ちょっとやってみてください。お願いします」
少し涙目になっているロランに見つめられそう言われる。ぐすんと泣かれるのは弱いんだってと、困った顔で見つめ直す。
「じゃあ…ちょっと入れてみるけど。痛かったり無理だったらすぐ言えよ?」
ペニスは上を向いて硬くなっている。入れる入れないと言い合ってはいるが、ロランの尻を見つめると萎えることはなく、身体は素直で正直である。
ペニスを握り、ロランの孔に先端を埋め込んでみる。ぐちゃぐちゃと音を立ててペニスが少しずつ中に押し込まれていった。
「うー…は、、入りました?全部?」
「えっ?まだ先端も入ってないよ?ツラい?痛いかっ!」
先っぽもまだ入っていないのに、全部入ったかと聞かれる。ロランの顔を見ると苦しそうにしているので、やっぱり痛いかもと焦り、オーウェンは腰を引きペニスを抜いた。
「ダメっ!もう…何で抜くんですか。最後までしてってお願いしてるのにぃ」
泣きそうな顔でまた見つめる。こうなると困ってしまう。ロランのぐすんは弱いし、痛がるかもしれないからペニスは入れられないし。だけど、入れて欲しいと強くお願いされてしまう。
「…わかった。入れてみるけど約束してくれ。ダメなら無言で突き飛ばすんだぞ」
意を決してもう一度グチグチと音をさせる。ペニスの先端を埋め込むと、二度目だからなのか、そこは柔らかくなり、さっきより上手く飲み込めていた。
先端のカサが大きく張っているところまで入れることができた。とはいえ、この後このデカくて長いペニスをどこまで入れていいのだろうか。
ロランの小さな足が震えていた。ロランの孔は最大限に広げられているから痛いのかもしれない。
オーウェンは震えている足を撫でて、足の甲にキスをした。以前コーヒーを溢してしまったところは、火傷になっていないようだ。跡にならなくてよかったと、オーウェンはそこに何度もキスをする。
「んん…っ、、ふぅ…」
「ん?くすぐったい?」
「うふふ…ちょっと。だけど気持ちいい」
「ロランはどこも可愛いんだな…」
ロランの足だって、足首だって自分よりずっと小さい。目に入るものが全て愛おしく見える。
ペニスは半分くらい入ったが、ギチギチに孔を広げていた。そこから先に進むには大きさに慣れるまで、少しこのままにしたい。腰を動かさずにオーウェンは耐えている。
「苦しくない?痛くない?」
「う…ん…大丈夫。痛くないよ」
ロランが喋るたびに中に入っているオーウェンのペニスがビクビクと動いてしまう。ロランの足にキスをしていると、足の甲の元、足首にテレパシーマークが見える。オーウェンはそこに口を近づけ、キスをした。
「やあぁぁっ…はああんっ、」
マークにキスをした瞬間、ロランは身体を仰け反り高い声を出し喘いでいた。
「ロ、ロラン?」
「はぁぁ……な、なに?今の…」
「何って…え?あ…れ?」
ロランは急な衝撃に驚いているようだった。それよりオーウェンはロランの股間から目が離せない。ロランは射精しているようだった。白濁したもので濡れている。
もう一度オーウェンはテレパシーマークにキスをしてみた。
「はあぁぁんんっ、やぁぁん、、」
そこにキスをするたびにロランは気持ちよさそうに喘ぐ。そしてペニスを入れている孔の奥がグニグニと動き、さっきまでキツかった入り口も柔らかくなっていた。
「ロ、ロラン?大丈夫?」
「オーウェンさん…だめ…気持ち、、いい」
頬を赤くさせ、うっすら開く口からは、気持ちいいと呟く声があった。オーウェンの下半身はグンと力強く滾り、腰を奥まで押し付けてしまう。
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