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セーラー服と学園祭 8
セーラー服の上から乳首を探り当てて這わせば、まつ毛がぴくっと震えた。
「っ…」
舌をねじ込んだキスをしていて南は声が出せないから、鼻から甘い息が漏れる。
その小さい鼻から漏れる息と、そこから空気を吸い込もうと頑張って動いてるのが可愛い。
そして指が乳首を掠めれば、まつ毛を震わせて。
「ふ、ぅ…っ」
指の腹でいじるだけだったのを、爪で引っ掻くように触れば声が漏れ始めた。
「これ、好き?」
唇を離して、南の弱い耳元で囁くように聞いてみる。
指は一定のリズムで乳首を引っ掻いてるから、南の抜けるような甘い声も一定。
はふはふと呼吸をし、その合間の声が室内に響く。
「ぅ、ん…すきぃ…」
こくこくと首を縦に振って、好きだと伝えてくれる。
どんなに乱れてても、どんなに泣いてても、南はいつも俺の問いかけに答えようと必死で。
従順で健気で、こういう時が一番俺の南って感じがする。
「すき、だからぁ…もっと…」
まだまだ焦らしてあげるつもりだったけど、1回デレた南はおねだり上手。
そんな蕩けた顔に甘い声でお願いされたら、いいよなんでもしてあげるって反射的に思ってしまうから怖い。
いつもならここで南のお願いに答えるところだけど、なんといっても今日の南は女装をしているから。
「もっと可愛くお願いできたら、してあげる」
「今日の八雲さん、すごく、いじわる…っ」
言葉ではそう言ってるけど、南の顔は満更でもなさそう。
どうやって俺のことを煽ってくれるんだろう。
目の前で小さく唸ってる南を見れば、どうしてもダメですか?って訴えかけてるのがわかって。
「ほら、早く俺を誘って」
って言ったら、瞳に諦めの色で染まった。
数秒考えた素振りを見せた南は、意を決したように一呼吸置いて俺の手を掴む。
そしてセーラー服の下へ誘導されて、俺の指が乳首に触れさせた。
「んっ…」
自分で導きさせておきながら感じちゃうあたり、本当に小悪魔。
これだけでも十分煽られたけど、まだ終わりじゃないみたい。
「全然、たんない…いつまで我慢するんですか、八雲さん…?」
やっぱり、南には本当にいつも驚かされる。
てっきり可愛くおねだりしてくるのかと思いきや、一丁前に挑発してきた。
もちろん、こんなこと言われたら煽られるに決まってる。
「すっげぇ煽られた…泣いてやめてって言われても、聞いてあげないよ」
「八雲さん、性欲おばけですもんね」
「ほんと、そんな軽口言ってられるの今だけだから」
「あっ!?ちょ、んんっ…!」
セーラー服の裾を捲りあげて、ツンと小さく主張しているそこに吸い付く。
反対の突起には指を持っていき、さっきと同じように爪を立ててやる。
「や、ぁ…急すぎ…んあっ…!」
さっきまでかなり焦らして触ってたから、急に攻めたてられて混乱してるみたいだ。
大口叩いてたわりには、すでに俺の頭を手で押してくる。
俺は南の制止なんか全部無視して、そのまま攻め続ける。
「あ、やだ、出る、でちゃ、んぅ…っ」
南が身体を丸めて痙攣させ始めた。
もうすぐ出る証。
南に休む暇なんて与えない勢いで、動きをもっと早める。
「んっ、もう、きちゃう…!」
「可愛い南のイき顔、見せて?」
「あ、――ッ」
喉を震わせながら、南の身体がぶるっと震えた。
荒い息遣いだけが準備室に広がってる。
イった後の脱力感で、後ろへ倒れそうになった南を慌てて受け止める。
落ちないように頭を俺の肩へ乗せてあげれば、きゅっと服を掴んで「ばか…」とお決まりの小言。
「ほんと、お前可愛すぎ」
行為が終わった後、南があんな挑発して後悔したって言うんだけど、それはまだもう少し先の話。
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