指の本数を増やして、かき混ぜるように南を攻める。 「んっ、ぁ…ふぅ…っ」 ぐちぐちとやらしい水音と、南のくぐもった矯声が室内に響く。 南のナカは、もう十分に温かさとうねりを持ってて、指なのに持っていかれそうになる。 これで俺のを挿れたらどうなるのか…想像しただけで、下半身がどくんと波打った。 「――っ、あ！」 「またイっちゃった？」 南はさっきから、小さな絶頂を繰り返し迎えてた。 射精するほどの大きな快楽ではないみたいだけど、刺激はしっかり蓄積されてるみたい。 さっきから声を詰まらせては腰が跳ね上がって、その後小さく痙攣してる。 その姿は淫靡なのにやっぱり可愛くて、俺の指でしっかりと乱れてくれるのが堪らない。 セーラー服の裾は涙と唾液まみれで、ふーふーと必死に息をしながら快楽を受け入れる南の愛しいさといったら。 「んうっ…も…っ、はやく…っ」 腰を振ってきゅうっと俺の指を締め付けながら、挿れてほしいとねだってきて。 もちろん俺だって今すぐ入りたい気持ちはあるけど、散々挑発させられたことを忘れたわけじゃない。 子どもっぽいなとは思うけど、意外と負けず嫌いなところがあるらしい。 これも、南と付き合うようになってから気がついた俺の一面。 「その前に……潮吹き、しようか」 「や、やだぁ…ゃ…」 指をもう1本増やして、合計3本の指で前立腺を刺激する。 「ひぁ、！…っ、はや…あんっ、あっ、んぅっ」 南は爪をたてながら俺の腕を掴んで、迫り来る刺激に耐える。 潮吹きをさせられるってわかってるから、出したくないっていうように腰を下げる。 「南はいい子だから逃げちゃダメでしょう」 「んん～っ、ごめんなさ、っ…ぁっ…！」 目をぎゅっと閉じて、大きく身体を震わせ始めた。 散々焦らしてきたから、南の身体は敏感すぎるほど快楽を受け付けるようになってるはず。 「あんっ…でる…んぅ…もれちゃうぅっ…」 びくんびくんと腰が跳ねるのを確認して、南に覆い被さるように体を動かす。 「漏らして。南の可愛い潮吹き、見せて？」 もはや性感帯になった耳元で囁けば、一際大きく腰が跳ねたと同時に潮を吹いた。 「あぁぁ……っ、ぁ…」 堰が切れたようにぷしゃぷしゃと漏らし、俺の腕を掴んでた手は力が抜けたためにだらんとソファーの下に垂れた。 はーはーと肩で息をする南の瞳からは涙が止めどなく溢れては流れて、ぼんやりと天井を見つめてる。 「かわい……」 はあ…南の潮吹き可愛い。 やだやだって首を振ってたのに、吹いてる間はどろどろに蕩けまくった表情を見せてくれる。 その表情から南の気持ちが伝わってくるから、イき顔を見るのは大好きだ。 今日は甘やかしたから幸せそうだなとか、欲望のままに求めると嬉しそうだなとか。 今日の南は焦らしすぎて辛そうだなっていうイき顔だったけど、ちゃんと受け入れて応えてくれるから愛してやまない。 一方俺のソコは、出る直前に言った「もれちゃう」が下半身に響いてどくどくと脈打ってる。 こんなに張りつめてたら、入った瞬間イっちゃいそうだ。 さすがにそれは恥ずかしいというか、俺のプライドがあるからキスをして少し落ち着かせる。 気休め程度にしかならないけど…。 「ん……ふあ……」 潮吹きした後でも、嬉しそうにキスに応じてくれる南は本当に健気で可愛い。 舌は絡めずに触れるだけのキスを繰り返ししてると、南の脚がもぞもぞと動き始めた。 無言のおねだりかなって思ってたら、その脚は大きく動く。 南は俺のそそり勃つ陰茎に、足の裏を当ててきて。 「ん…先生は、いつまでガマンしてるんですか…？」 なんて言いながら、ぐいぐいと押し込んできた。 「っ、南…！」 俺も本当に限界だから、こんなことされたら出ちゃうかもしれない。 せっかくキスで落ち着けようとしたのに意味がなくなる。 俺の焦った声に満足したのか、恍惚な表情で舌なめずりをして。 「ほら…ん…先生も、早くナカに入りたい…ですよね？」 言われた瞬間、負けた、と思った。 最後までリードは譲らず余裕を見せたかったのに、最後の最後で負けた。 早く入りたいに決まってる、俺のでぐちゃぐちゃにして、南のナカで果てたいに決まってる。 なんなら、ずっと南と繋がっていたい。 「ふはっ、完敗…南のえろい成長が著しくて…けっこうヤバイ」 「オレだって、やられっぱなしじゃないんですよ」 「そうみたいだね。そういうところも好き、大好き、愛してる」 「どんな八雲さんも好きです。大好きです。愛してます」 俺たちはくすって笑いあって、お互い導かれるように自然とキスをして。 服と下着を少しずらして俺のモノを取り出す。 「南…セックスしたい」 「ふふっ。いいですよ、オレもしたいです。来てください…八雲さん」 本当に、南は俺を翻弄するのがうまくなったと思う。 やっぱり動かされてるのは俺のほうだ。 堪らなくなってまたキスをして、熱い己をぴたっとあてがう。 嬉しそうに喉を鳴らした南は、俺の首に腕を回してきた。 「余裕ない…今からめちゃくちゃにするから、覚悟して」 「挑むところです」 不敵に、だけど柔らかく笑った南に心臓がきゅっとなって。 俺はゆっくり、南のナカに沈めていった。