「～～～ッ！」 ずぷ…とゆっくり腰を押し進めれば、喉を反らしながら声にならない悲鳴をあげる。 南のナカはいつも以上に俺に絡み付いてきて、離そうとも進めようともしないみたいだ。 「はっ、」 まだ全部入ってないのに、俺の呼吸がもう乱れてる。 こんなにキツいのは、初めて南を抱いたとき以来かもしれない。 「みなみ、っ…力抜ける？」 「あっ…ふぅっ…んん…！」 南はしゃべれないようで、頑張って力を抜こうとしてくれてるけど、意識すればするほど締めつけてくる。 こんなに絡みついてきたらまだ律動すら始めてないのに、軽くイっちゃいそう。 今日の南は、それぐらい乱れてた。 南の意識を下から逸らさないと、奥まで入らなそうで。 少し苦しいかもしれないけどと前置きして、舌を差し込んだキスをする。 舌を絡めて、吸って、歯列を謎って、とにかく口内を蹂躙しつくして、やっと南から力が抜けた。 その瞬間を逃さないように、奥まで一気に腰を進める。 「ア―――ッ！」 身体全体をのけ反らせて、南は達した。 南のナカは溶けそうなぐらい熱くて、離そうとしないようにうねって、すぐに持っていかれそうになる。 1度押し進めた腰はその快感を覚えたのか、自分の意識のないところで律動が始まって。 「やっ、あっ、あっ、あっ、」 「南っ…！」 自分でも驚くぐらい、腰が止まらない。 ちゃんと意識していないと本当にもうイきそう。 さっきまで噛んでたセーラー服の裾も、いつの間にか口から離れてた。 俺も南も声が漏れてしまうなんてことに気が回らなくて、お互いがお互いを求めるのに精一杯で。 「はっ…もう出そう…っ」 南はぐちゃぐちゃになった顔でこくこくと頷きながら「オレも」と言った。 「あっ、んっ、いっしょ…！いっしょに、イこっ…？」 「っ…！お前なっ、」 「んあっ！？や、あっ、おっき…！」 こんな甘えたなこと言われたら、それはそれは大きくなるに決まってる。 まさかここまできて、南の爆弾を食らうとは思ってなかった。 「南、好き、」 「うんっ、うんっ、オレも…！」 俺が本当に容赦なく止まらない律動を続けてるから、声を出してしゃべることは相当辛いはずなのに。 必ず応えてくれる南が、どうしようもなく尊くて愛しい。 前立腺のさらに奥を抉るように突いて、声にならない声をあげながら2人同時に果てた。