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セーラー服と学園祭 16

「んっ…はっ…」 八雲さんの上に乗せられて自分で頑張れと言われて腰を動かしてみたものの、座ってるだけなのに体重の分奥まで入っててすでに気持ちよくて。 その上で動けっていうのは、軽く拷問みたいだった。 騎乗位は初めてだし、いきなり大きく動くなんて到底むりだったから小さく前後に動いてる。 それだけの動きなのに、奥まで入ってる八雲さんのモノがごりごりと当たって気持ちいい。 「ぁ…はぅ…あたってる、ん……」 がんがんくる刺激じゃなくて、じわじわとくる快感がクセになりそう。 八雲さんを見れば、ばちっと目が合った。 普段から目なんて合いまくってるのに、今のはすごい恥ずかしくて慌てて目を逸らす。 八雲さんはくすりと笑って、可愛いよと言った。 さっきまでの強い口調じゃなくていつもの優しい声だったから、そのギャップにドキドキして後ろが締まった。 「っ、お前……今日締めすぎ」 「ごめ、なさ……」 指摘されて更に恥ずかしくなって、またきゅんきゅんと収縮してしまって、また恥ずかしくなって。 もう意味がわからなくなって、何も考えたくない。 そう思ってたら身体の動きも止まってたみたいで、ぺちんと叩いて急かしてきた。 また前後に動かし始めるけど、それだけの刺激じゃだんだん物足りなくなってきて。 思いっきり動きたいって思う反面、そんな恥ずかしい姿を見られたくないという思いもあってしばらく葛藤してたら。 「ひゃんっ!?」 いきなり乳首をきゅっと摘ままれて、思わず高い声が出た。 「考えるの禁止」 にやにや笑いながら乳首を摘まんだり弾いたりしてきて、オレは八雲さん上でびくびくっと身体を跳ねさせる。 そして跳ねるたびにごりっと前立腺が刺激されて、それでまた跳ねて。 考えるの禁止って、オレが何を悩んでたのかわかってるくせに。 さっきまで余裕なさそうだったのに、今の八雲さんは余裕綽々の表情をしている。 「あっ、だめっ、イっちゃう…!」 今日何回目になるかわからない絶頂を迎えそうで身体がぶるりと震えたけど、寸前で八雲さんの手の動きが止まって快感が行き場をなくした。 「やだっ、なんで……」 イかせてってねだっても八雲さんは動いてくれなくて、目で自分で動けよって言ってくる。 もうやだ、前後に動かすだけでもいっぱいいっぱいなのに…。 力なく首を横に振ったら、おかしそうにくすっと笑った。 「可愛い南見れたから、今日は手伝ってあげる」 腰から脇腹にかけてするりと撫でられて、ぴくっと小さく身体が震える。 たぶん、八雲さんも限界なんだ。 ずっとオレの中に入ってるけど、イけるほどの刺激を与えることができてないから…。 こういうとき、自分の不慣れさが本当に申し訳なくて苦しくなる。 「南が気にすることじゃないだろ?初めてなんだし、ゆっくり覚えていけばいいから」 そんなオレの心を見透かしたかのように、八雲さんは優しい言葉を投げかけてくれる。 もう、好きすぎておかしくなりそう。 「動くよ、南」 八雲さんはそっとオレの手を繋いできてくれて、ゆっくりと突き上げ始めた。 「んっ…ふ…あっ…」 八雲さんの動きはゆさゆさとゆっくりしていたけど、自分の体重がかかっているぶん、奥までしっかり届いていて。 甘い声は絶え間なく漏れ、じわじわと快感が昂っていった。 「南…ごめん…」 「え…?」 何についての謝罪なのかわからず聞き返した瞬間、ゆっくりだった動きが急に激しくなりだした。 「あああっ!?あんっ、やっ、はやっ、い…あぁっ…!」 突然の刺激に頭がついていかなくなって、身体を丸めて耐える。 繋いだ手に力が入って、八雲さんの手の甲に思いっきり爪がたっちゃう。 でも、八雲さんはそんなのおかまいなしにガンガンと突き上げてくる。 いつもより奥深くへ届くソレが辛くて、でも気持ちよくて、身体中に甘くて激しいものがぐるぐると駆け巡る感覚になる。 「あんっ、やっ、でるっ、また…っ、はう…でちゃうっ…!」 「俺も、出そう…!」 涙でぐちゃぐちゃになりすぎて、八雲さんがどんな顔をしてるのか全然わからない。 ただ、繋がってる手がさっきよりも力強くて。 八雲さんも気持ちいいんだなってことがわかって、幸せでふわふわする。 「あっ、ああああ――」 「南っ…!」 オレはぷしゃっと今日2回目の潮吹きをしながら、八雲さんと一緒に果てた。

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