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セーラー服と学園祭 17
南が俺の上に乗って腰を動かしている姿は、まさに絶景。
いつもと違ったアングルで南の全体を見れるから、いつもより乱れてる姿をじっくり堪能することができた。
なんだかんだ、視覚的なえろさが一番俺を刺激する。
自分から腰を振って感じるところに当てて、甘い甘い声を漏らし、大きな瞳からは涙がはらはら落ち、本当に扇情的で俺の欲という欲が決壊した。
俺がリードしてそれに乱れる南が好きだと思ってたけど、動いてくれる南も悪くない。
というか、相当クる。
世の中、こんなにえろくて可愛い生き物が存在していいのかと頭を悩ませるぐらい。
「ぁ…はぅ…あたってる……」
そんな南は今、俺の上に跨って自ら腰を揺らしている。
初めての体位だし、自分で動いてるところをじっくり見られている羞恥心もあって動きはかなりぎこちない。
それでも好きなところに俺のをごりごり当てて善がっている姿は、俺を興奮させるのに充分だった。
ただ、南の善がっている可愛い姿は見られても、腰を前後に揺するだけじゃ俺が辛い。
前から思ってたけど、南は生殺しをさせる天才。
どのタイミングで動いてあげようか考えてたら、瞼をあげた南と目が合った。
南が慌てて視線を逸らすから、おかしくって可愛いよって言う。
いつも目は合わせてるし可愛いもたくさん言うけど、特に今日は恥ずかしがり方が大きい。
女装しているうえに騎乗位までさせられてるんだから、南からしたら今すぐやめたいんだろうけど身体は正直といったところかな。
「っ、お前……今日締めすぎ」
「ごめ、なさ……」
可愛いって言ったら南のナカがきゅんきゅんと収縮した。
このひくつく感じ、本当に全部持ってかれそうになって気持ちがいいったらないんだけど、やっぱりイくには刺激が足りなくて。
しかも指摘されたことに恥ずかしがって、ゆるゆる動いてた腰も止まってしまった。
もうそろそろ動いてあげてもいいんだけど、せっかくだしもう少し南の反応を見てみたくてぺちんと尻を柔く叩いて急かした。
また前後に動き始めたけれど、それ以上はやっぱりまだ難しそう。
「ひゃんっ!?」
「考えるの禁止」
心の中で葛藤してるのが丸わかり。
きゅっと乳首を摘まんだら、可愛い声で鳴いてびくっと身体が跳ねる。
その跳ねた衝動で前立腺に当たったみたいで、乳首を1回摘まんだだけなのにひとりで勝手に感じ始めた。
「あっ、だめっ、イっちゃう…!」
もう、南が俺のでオナっちゃうのが一番下半身に悪い。
最高に可愛いしもっと見ていたいって思うけど、もう本当に限界。
イきそうになった南のどろどろになった陰茎を握れば、切なそうな顔と声を漏らす。
力なく首を横に振った南を見て、今日はここまでにしようと決めた。
「可愛い南見れたから、今日は手伝ってあげる」
さっきまでムリって首を横に振ってたくせに、俺が動くって言ったらまた泣きそうな顔になって。
満足させられないとか思ってるんだろうけど、そんなことは微塵もない。むしろその不慣れなところが初々しいし、調教のしがいがある。
「動くよ、南」
南を安心させるように手を繋いで、俺はゆっくり突き上げ始めた。
「んっ…ふ…あっ…」
自分の体重でいつもよりずっしり奥に届くと思うからゆっくりしてあげようと思ってたのに、いざ動いてみたら俺のほうがヤバくて。
奥へ奥へと吸い込まれるような感覚に、今まで頑張って耐えてたものが一瞬で切れた。
「南…ごめん…」
「え…?」
そこからは、もうあっという間。
南のことを考える余裕なんてなくて、情けないことに腰が止まらない。
「ああっ!?あんっ、やっ、はやっ、い…ぁっ…!」
南の喘ぎ声も、今日一番高くて甘いものになった。
南のナカは今までで一番気持ちよくて、熱くて、頭がバカになりそうなぐらい全身がどろどろになる。
「あんっ、やっ、でるっ、また…っ、…でちゃうっ…!」
また潮吹いちゃうとかとんでもない淫乱だなと思ったけど、それを声にする余裕がなかった。
「俺も、出そう…」
言えたのはかろうじてこれだけで、額から流れた汗が目に入った。
繋いでる手の力がお互いに強くなる。
「あっ、ああああ――」
「南…!」
俺は全身に力を入れて南を穿って、お互いを絶頂へ追い込む。
南はぷしゃっと潮を吹いて、俺は2回目の射精とは思えないぐらい長く果てた。
なんとか体勢を保ってた南が、力なく俺の上に倒れ込む。
俺も普段しない体位で全力を出してしまったから、全身から力という力が抜けた。
お互い何もしゃべることができず、室内にはふたりの荒い息づかいだけが響く。
今までそれなりにセックスはしてきたけど、今日が一番よかった。
いや、南とのセックスはいつも最高なんだけど、今日はその最高を超えた感じ…。頭がどろどろでバカになってるからうまい形容がみつからないけど、とにかくよかった。
女性もよかったし、シチュエーションもできたし、なにより挑発的な南が一番刺激されたと思う。
まさか南がここまでえろく成長するとは思ってなくて、出会ったばかりの頃を思い出すといたたまれない。
「ん…はあっ…ぁ…」
南はイった余韻が長引いてて、荒い呼吸の合間にえろい声が漏れる。
その声を聞いてるとまた大きくなりそう。
できることならもう1回シたいけど、南のことを考えたらさすがにもうできない。
午後の自由時間は貰えたけど、教室に戻って簡単な片付けや全校生徒で集まる閉会式があるはず。
ゆっくりと南のナカから出たら、こぽ…と精液が溢れて出た。
「はあ……ほんとえろいわ、お前…」
「そうさせたの、八雲さんのくせにっ…ん…」
「もっと俺好みにしてあげる」
「………ばか」
南は満更でもなさそうな赤い顔で言う。
こういうところが本当に素直で可愛くて、めちゃめちゃにしてやりたくなる。
俺は南の髪にキスを落として、日常へ戻るために起き上がった。
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