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それでもずっと 18

おかしい、今日こそオレがリードするつもりだったのに、なんでこんな早々に八雲さんに鳴かされてるんだろう。 初めてするフェラはお世辞にも上手とは言えなかったと思うけど、八雲さんをいかせることはできた。 本当は飲むところまでしたかったのに。 でもその優しさが好き。 フェラでいかせた後は上に跨って…ってするはずだったのに、何かが八雲さんのスイッチを押したらしい。 「明日立てなくても泣くなよ」って言われて、気がついたらもういつも通り。 こんなはずじゃないって思いながらも、八雲さんが触れてくるところから溶けてちゃいそうで、全部委ねたくなる。 「ん、ぁ……っ、」 「来る途中に抜いたのに、もうぱんぱんだね」 「もっ…んぁ…いわなくて、いい…!」 「俺のを舐めながら、こんなに濡らしてたんだ」 「あっ、はや、んっ…」 「ねぇ、どんなこと考えてた?」 「〜〜〜っ!」 乳首をいじられながら、オレの弱い鈴口をくちくちと攻められて呆気なく果てた。 八雲さんに耳元でいじわるなことを囁かれるたびに、オレはそれに応えようと頑張って頭を働かせるんだけど全然考えられない。 というか、八雲さんの言ってることを理解して考える前に、見計らったかのようにビリっとした刺激が全身を流れるからほんとにいじわる。 「はあっ……ん……っ」 しかもこの家にいるのはオレたちだけじゃないから、声を聞かれないようにガマンしてるのに、八雲さんはそれを見て絶対に楽しんでる。 だから今日はいろいろオレに話しかけてくるんだ。 リードすることができなかったから、せめて今日は声を出さないように抑えてやる。 八雲さんの手がお尻のほうに伸びてくる。 この状態でナカをいじられたら、絶対に声をガマンするなんてできないとオレの中で警鐘が鳴った。 八雲さんにたくしあげられた服の裾を持ち上げて、それを口の中に押し込んで噛みしめる。 完全に声を我慢することはできないけど、何もしないよりかは多少マシなはず。 するとぴたっと八雲さんの動きが止まって、険しい顔をしたかと思えば脱力したように「はぁぁぁ」って深いため息をついた。 「一応聞くけどさ、そういうことされると鳴かせてやりたくなるの、わかってる?」 そういえば、八雲さんのことをあんまり考えてなかった。 とにかく声を抑えなきゃっていうことしか頭になかったから。 オレの表情で察したのか、「だよな」と言って困ったように笑った。 こういうふうに笑う八雲さんがすごく好き。絶対、オレにしか見せない笑顔。 「ちょっと気をつかってやろうかと思ったけど、そうする余裕があるなら遠慮はいらないよな?」 「ん!?」 なんで!ドSさんの思考回路が全然わかんない! 絶対ダメって首を横に振っても、八雲さんはにっこり笑うだけ。 ああ、ヤバイ。もう今日はダメかもしれない。 でも心のどこかでは期待しちゃってる自分がいて、早く触ってほしいって思ってる。 「そんなに急かさなくても、ちゃんと触ってあげるから」 で、やっぱりオレの考えてることは八雲さんにはお見通しで。 「くぅ」と喉が鳴って、八雲さんを求めた。 「期待させちゃって、可愛い」 「ん…ふぅ…!」 入口をすりすりと撫でられて、もどかしさに腰が揺れる。 自分でもわかるぐらい、八雲さんの指を飲み込もうと身体が動いちゃう。 こんなこと恥ずかしいのに、頭では止まれって思ってるのに、カラダがいうことをきいてくれない。 八雲さんの指がナカに入るように腰を動かしても、くすっと笑って逃げていく。 「うー…」 立てなくなっても泣くなよって煽啖呵きったの、八雲さんのくせに…! もう、ほんと、えっちのときはすこぶるいじわる。 痺れをきらして何か一言物申してやろうとした瞬間、つぷりと指が入ってきて、いきなりオレのいいトコロをぐりって押してきて。 「んんっ!」 「ほら、南が欲しかったの、ここだろ?」 「んーっ!ん…っ…っ!」 ずぷずぷと、容赦なく指でかき回されて頭が真っ白になる。 いつもはこの強い刺激を声に出して紛らわせてたところもあるんだけど、今日はそれができなくていつもより感じちゃう。 「ふっ…っ、ん…ぅ」 「へえ、頑張るね南」 だって、頑張らないと、ヤバイから…! そんなオレの必死の我慢を、八雲さんはどこまでわかってくれてるんだろう。 「もうちょっといけそうだな」 なにが!? イヤイヤって首を横に振って訴えても、まあ今までやめてくれた試しはない。 そして今日も、八雲さんは眩しいぐらいかっこよくてニヒルな笑顔をオレに向ける。 「俺も、舐めてあげる」

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