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それでもずっと19

今日は南の好きにさせてやろうって、もう何回思って何回好きにさせてあげられなかったことか、もう数えきれない。 もちろん奉仕されるのは気持ちいいし、頑張ってる南を眺めてると勃つ。 でも、けっきょく尽くすのが好きだから、俺の手でぐずぐずにさせてやりたくなる。 それに、南のことになるとどうもスイッチがすぐ入ってしまうようで、やめておいたほうがいいのに意地悪したくなってしまうのはもう軽く病気だ。 今日南が声を我慢しているのはすぐにわかった。 当然だろう、同じ屋根の下には祖父母と秋葉さんがいるから。 祖父母が俺の部屋に入ってくることはないだろうけど、秋葉さんは別だ。 入る前に必ずノックはしてくれる人だけど、些細な用事でも来ることがあった。 あと、温和そうに見えて秋葉さんはなかなか腹黒い。大也よりも油断ができない人物で、右京さんの次に敵に回したくないタイプだったりする。 「ふっ…っ、ん…ぅ」 だからこうして声を抑えることは俺にとっても助かる反面、どこまで耐えられるのか試してみたくなった。 「俺も、舐めてあげる」 そう言えば明らかに南は狼狽えて、髪を乱しながら首を横に振る。 うん、泣きそうになってる南も可愛い。 南の呼吸が早くなって、不安と期待で瞳が揺れる。 「ねえ、まだ舐めてないのに腰動いてるけど」 「ひが…!」 「ひが?何て言ってるかわからないよ」 「ぅぅ……」 可愛い。すごく可愛い。 服を噛んでてしっかりしゃべれない南可愛い。 南の自由がきかない時、俺が征服してる気持ちになって背徳感から興奮する。 南の先っぽはさっき出したばっかりの精液がまだ残ってて、竿をつたって垂れている。 俺に見られていることに興奮しているのか、ぴくっと動いちゃって可愛いったらない。 俺は垂れている精液を舐めとるようにすくい上げた。 「んっ…ん…」 俺の舌の動きに合わせて揺れる腰と、鼻からもれる甘い声がなんとも官能的で。 さっき達したばっかりなのに、これだけで俺のは簡単に勃った。 強く吸って、喉で南のそれを締めつける。 さっきよりも腰の動きが大きくなってきて、そろそろ限界に近そうだ。 一緒に手も動かして陰嚢を揉む。 南のガマンがどこまでできるのか、ここで試してみよう。 「〜〜っ!ん、ん、んっ…!」 「ん…みなみ、がんばるね」 「うー…っ、しゃへらないれ…!」 「あはは、だから、なんて言ってるかわからないよ」 意外と粘る。それだけ、ここで声を出したらまずいって思ってるんだろうな。 もちろん俺もそう思ってるけど、悲しいかな、反抗的は態度を取られると覆してやりたくなってしまう。 「ん、ふぁっ、あ、だめ、もうだめぇ!」 一気に攻めようとぢゅっと一際強く吸い上げたら、もう我慢の限界だったらしく。 だめだめと言いながら俺の口の中で果てた。 「ぁ、はっ、」 イった余韻でぴくぴくと身体が跳ねる。 その動きが艶かしくて、やらしくて、南とのセックスで好きな時間。 「だめって、いった…!」 「でも、すごく可愛かった」 俺に可愛いって言われることに弱い南は「くぅ」と言葉を詰まらせた。 嬉しそうな顔を隠して眉を寄せ、口をきゅっと結ぶ。 もう、本当にいちいち可愛くて困る。心臓がきゅっと掴まれてる気分だ。 この後どうやってぐずぐずに泣かせてやろうかなって考えてたら、俺の表情を感じ取ったんだろう。 南がよろよろと起き上がって、俺の方に倒れこんできた。 「おねがいだから…今日は、やさしくして…」 俺も南のお願いには弱い。 考えたくないけど、南から別れ話を切り出されたら「わかった」って言ってしまうと思う。 「わかった、ごめん。優しくするから、もうちょっと付き合って」 「ん……やくもさん、すき」 南は本当に、俺を煽るのがうまい。

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