16 / 238

放課後ユーフォリア 5

「んっ、ふ、っ…ぁ…」 誰もいない静かなトイレのなか、聞こえてくるのは南のくぐもった喘ぎ声とやらしい水音。 ワイシャツの上から可愛らしい乳首を舌で転がしたり、甘く噛んだり、吸い付いたりして弄ぶたびに、南の肩が小さく跳ねる。 南は完全に俺の頭を両腕で抱え込み、与えられる刺激から耐えている姿がいじらしくて可愛い。 「見て南、シャツから乳首が透けてる……えろ」 「見る、なぁ…!」 南が俺の頭を自分の胸に引き寄せてくるんだけど…どういうこと? 抵抗の仕方がいちいちえろ可愛い。 けっこうがっしり頭を押し付けられてるから、息が少し苦しい。 空いている右手でキツそうに押し上げてる南自身を握り込む。 「っ!?」 「すごい、もうぐしょぐしょ」 下着の上からグリグリと鈴口を刺激すると、声を出さないように自分の腕を咄嗟に噛んだ。 「南、声きかせて」 「んっ、むりぃ…」 「むり、じゃないだろ?」 「ああっ、まって…んぅっ!」 南の乳首を再び口に含み、手はそのまま先走りを垂らしてる陰茎を上下に扱く。 ビクビクと絶え間なく腰を揺らす南に腰を上げさせて、制服のスラックスと下着を下した。 手を動かすスピードを速めても声を我慢しようとする南に、愛おしさが溢れる。 こんなにかわいい生き物見たことない。 扱きながら鈴口や裏筋を攻めるたびに、南の腰は一際大きく跳ねる。 「ねえ、お前の可愛い声きかせて……悠太?」 「あっ!?だめっ…や、ぁん…あっ、あっ――」 南のことを名前で呼んでやれば、堰が切れたように喘ぎ出す。 かわいらしく啼き始めた南に、俺は思わず舌なめずりをしてしまう。 それを見た南が、背中を弓ぞりにさせながら白濁液を吐き出した。 「はーっ、はーっ、」 ぐったりと俺に身体を預けて、荒い呼吸を繰り返す。 南の熱い吐息が首元にかかって、ひどく煽情的だ。 「もしかして、俺の顔見てイった?」 すると面白いぐらい肩をビクっと揺らして、口を金魚のようにパクパクさせる。 あー図星なんだ…俺の顔見てイっちゃうんだ…。 今、初めてこの顔に生まれてきてよかったと思った。父さん母さんありがとう。このDNAは大切にしていこうと思う。 「だって、八雲さん、えろいっ…」 「南は俺がえろいと感じるんだ?」 熱い吐息をもらしながら髪を掻き上げる。 顔を真っ赤にした南がわなわなと震えて、ぽかぽかと優しく叩いてきた。 「も、もう!ずるいから八雲さんっ」 「南もえろくて可愛くて、すげーずるい」 「…そういうことサラっと言っちゃう八雲さんほんと恥ずかしい」 「俺の言葉でいちいち恥ずかしがる南好きだよ」 「バカ……好き」 ちゅ、と短くキスをして唇を離す。 不意打ち意外、お互いキスしたいタイミングが同じ。 南がキスしたいなって思ってるの手に取るようにわかるし、南もたぶん俺がキスしたいときをちゃんとわかってる。 「八雲さん、最後までするの…?」 期待半分不安半分といった声音で南が聞いてくる。 ここがベッドの上だったらするんだけど、さすがにトイレの個室で欲望のままがっつくほど色欲魔ではない。 最近は絶倫発揮しまくってるし、そろそろいい加減南の腰が心配になってきた。 「しないよ、最近は南に負担かけさせてたし」 「別に…八雲さんから求められるの、負担って感じたことないし…疲れるけど」 「お前ほんと殺してくるのやめて…自制きかなくなる」 誰だよ南をこんなにえろ可愛くしたヤツ…俺か…。 南がいちいち俺のツボをくすぐるからいろいろともたない。 「挿れないけど太ももは貸してほしいかな」 「太もも?」 「太もも」 「いいけど…何するんですか」 「素股、させて?」

ともだちにシェアしよう!