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スウィーティー・バースデー 6

「はあっ…んっ、んっ、んぁ…」 「南のナカ、すごく気持ちいい…」 八雲さんはさっきからゆっくり、だけど確実にオレのいいところを突く。 一定の律動で突かれてそれに呼吸を合わせて慣れてくると、ぐりって腰を横に動かしてくるから、さっきから頭も呼吸もおかしい。 今日の刺激はなんか…もどかしくて、快感が少しずつ確実に昂ってく感じ。 もっと激しく奥を突いてほしいのに、じわじわ来る波が癖になりそう。 でも思いっきり突いて、もう派手にイっちゃいたい。 「んくっ、やくもさぁ、もっと…ぁ…激し、く!」 「だーめ。ここで激しくしたら…朝までもたないだろ?」 「あっ、んっ…あさ、むりぃ…ふぁ…」 待って。 オレの聞き間違いじゃなかったら、今八雲さん朝までって言った!? あ、もうダメだ。 今ので完全に思考回路ぶっ壊れた。 八雲さんから与えられる刺激を全身で受け取ることしかできない。 もどかしいけど確実に当ててきて、呼吸すらままならない。 腰を動かしながら、八雲さんの右手はオレのを優しく扱いてくる。 さっきからトコロテンによる射精が続いてて怖いぐらい気持ちよくて、でも辛くて。 逃げられないってわかってても身体は無意識に逃げようとするけど、そんなの八雲さんが逃がすわけない。 妖艶な笑みを浮かべながら髪を掻き上げて「逃がさないよ」なんて下半身に悪い声で言うから、これだけでオレは軽くイってしまう。 「ほんとっ、クセになる」 「あっ、やぁ、むりっ、やだぁ…んんんっ」 「さっきからイきっぱなしで可愛い」 「もっ…だめぇ…しんじゃ…!」 「こーら。寝るのはまだ早いよ南」 あー…もう死にそう…。 オレのを扱く手をやめずに、腰をグって押し込んできてグリグリやられる。 意識も飛びそうなのに、オレのことならなんでもお見通しみたいだ。 飛ぶ寸前のところで緩急つけた刺激をしてくるから、こっちに引き戻される。 「やくっ、も、むり…んんっ…たてっ、なぁ…」 「立てない?こっち向いて。南の全部支えてあげる」 やめさせてくれないかなーって淡い淡い希望を抱いてたけど、やっぱり許してもらえなかった。 オレ本当にえっちで死ぬかも。 八雲さんと向かい合わせになって、いわゆる駅弁体位でさらに攻め立てられる。 オレのことを気遣ってか、唇にはキスしないで首元に顔を埋めてきた。 でもオレも八雲さんとキスしたい…。 辛いのはわかってるけど、八雲さんのキス甘くて気持ちよくて大好き。 キスしたいってねだれば、少し躊躇ったあとにとびきり甘いものをしてくれる。 「ちゅ、ん…なけなしの理性で唇はやめておいたのに」 「だって…キス、すきっ、だからぁ…んぁ…」 「あー、もう。ほんと腰に悪い…南、出すよ」 「ほ、し…はやぁ…あっ…んんんっ」 もう八雲さんのうちでオナニーするのはやめようと、ナカに注がれる熱を感じながら心に強く誓った。

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