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スウィーティー・バースデー 12

自分で塗っておいてあれだけど、南の体液とクリームがドロドロに溶け合って、すごくえろいことになってる。 精液も色が薄くなって水っぽくなってるのに、南の陰茎はまだ熱を持っている。 ドロドロでえろいそこに顔を近づけて、根本から救い上げるように舐める。 舌をカリの部分で止めて、また根本から舐めてを繰り返して、南の好きな鈴口には触れない。 右手で玉の方も揉み込んで、南を追い込んでいく。 「もうっ、イく、でる、んっ、んっ…」 攻めるたびにイくまでの時間が短くなってる。 クリームの甘さと南のしょっぱさが口の中に広がっていく。 普通に考えたら奇妙な味なんだろうけど、やっぱり南のだからどうしようもなく美味しく感じる。 全部舐めとるように、丹寧に舌に力を込めてるから、いつもと違う刺激に南が驚いてるのがわかる。 「こわ、れ、んーっ」 出す寸前のところで鬼頭をぱくっと咥えて、舌で鈴口を押し込みながら思い切り吸い付いた。 「――――っ!!」 南は息を詰まらせて、声を出さずに果てる。 身体が小刻みに痙攣してて、意識が今にも飛びそうだ。 「美味しかったよ南――ありがとう」 恥ずかしがる力すらない南は、小さく頷いて目を瞑った。 南のことになると自制が効かなくなるの、本気でなんとかしないとダメだ…。 この調子だと、いつか本当に南のことを抱き潰してしまう。 涙と飲み込めなかった唾液をキスで拭れば、くすぐったそうに顔をくしゃっとさせる。 最中は無自覚に煽ってきたりするくせに、終わればこうやって無垢な表情を見せるから全俺に悪い。 散々攻め立てた後にこうやって幸せそうな南を抱く鬼畜さは、さすがに持ち合わせてない。 さすがに意地悪しすぎたと思ってるし…。 ベッドから降りて蒸しタオルを用意しよう。 南の身体を拭いたあと、軽くシャワーを浴びて俺も寝ようかな。 起き上がってふと視線を下に向けると、キレイにラッピングされた箱が入ってる紙袋が視界に入った。 プレゼントを後回しにしてしまうほど、本能のまま動いてしまった自分が情けない。 明日、南からちゃんとプレゼントを貰おう。 そしてありったけのありがとうを伝える。 南の喜ぶ顔を想像したら、なんだか心が温かくなってきて。 風呂場に向かう俺の足取りは、羽のように軽かった。

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