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4夜
んん
胸が苦しくてヒカルは目が覚めました。
目を開けると、胸の上に大きなオレンジ色のトラ柄の猫が乗っかっています。
確かに、こんな模様の猫は飼っていなかったけど、とヒカルは思いながらその鮮やかな毛を撫でます。
ヒカル?
カミニシが寝転んでいるヒカルの視界に入ってきました。
今日の髪は金色でフワフワと柔らかい巻き毛です。
カミニシさん
ヒカルは手を伸ばしました。
カミニシがその手を引っ張ってオレンジ色の猫ごと起こしてくれます。
猫がナオゥ、と小さく文句を言って飛び降りて行くのを二人で笑いながら眺めました。
ヒカルはいつのまにか、もう高校生くらいになっていました。
今日は金色の髪だね
ヒカルはフワフワとした髪を猫を撫でるように撫でました。
ええ
ヒカルはどの髪の私が好きですか?
どの髪のカミニシさんも好きだよ
カミニシさんはカミニシさんだからね
低くなった声でそう言うと、カミニシは嬉しそうに笑ってヒカルを眺めます。
ああ、ヒカルは本当に美しいですね
もう私の花嫁さんになってくれますか?
カミニシは待ちきれない、というようにヒカルに尋ねます。
どうだろう?
どうすればカミニシさんのお嫁さんになれるの?
心と体で愛し合うんです
心と体?
そうです
でも、それは男の人と女の人がすることでしょう?
男の人と女の人、と決まっているわけではありませんよ
そうなの?
もちろんです
お互いが愛し合っているなら、男の人同士でも良いのです
僕とカミニシさんでも?
はい
ヒカルは私を愛していますか?
どうかな、わからない
愛してるって、どんな感じなのかな
では、試してみましょう
試す?どうやって?
口を吸い合うんです
カミニシはそう言ってヒカルの顔に鼻先を寄せました。
今度は鼻を頬に押し付けずに、そっと唇と唇を合わせます。
カミニシの唇は柔らかくて温かくて、湿っていました。
それはとても気持ちが良くてヒカルは離れて欲しくなくなります。
どうですか?
ん・・、もう一度、してみて
ふふ、とカミニシは優しく笑うと、両手でヒカルの顔を包みもう一度、唇を合わせました。
今度は唇を挟まれて少し吸われ、舌先で優しく舐められます。
何度も合わせては離れ、その度に少しづつ強く長くなっていくようです。
その後、ヌルリと舌が口の中に入ってきて、柔らかくあちこちを撫でられ、ヒカルの舌にもチュルリと絡まりました。
ヒカルはますます気持ちが良くなってきて、体が熱くなり、息が荒くなってしまいます。
ヒカル?
気持ちがいいでしょう?
うん
なんだか、変な気分になってきた
変?なにがです?
あそこが、ムズムズする
大丈夫、変じゃありません
それは、ヒカルが私を愛している、という証拠です
私たちは愛し合う準備ができたんです
そうなの?
見せてごらん
ヒカルとカミニシはいつのまにかふかふかのベッドの上にいました。
カミニシがズボンと下着を脱がせます。
ほら、ヒカルのあそこが大きくなってます
ヒカルが自分の下半身を見ると確かに、今まで見たことないような形で大きく太くなっていて、ビン、と天に向かって勃 っていました。
それに少しズキズキと痛みます。
わあ、どうしよう、カミニシさん
痛いよ
ヒカルは驚いて湿った声をあげました。
ふふ、本当に君はなんて綺麗なんだろう体は大きくなっても心は子供のままだ
カミニシに笑われてヒカルは少しムッとします。
そんなことないよ
僕はもう、心も体も大人だ
そうだね
ほら、こちらへおいでなさい
私の膝の上に
カミニシは優しくヒカルの腰を引き寄せ、膝の上に乗せました。
私も同じですよ
カミニシのそれはヒカルのよりもさらに太くて長く、固くなっていました。
ほら、すごく気持ちが良いだろう?
カミニシはヒカルのそれを優しく握り、擦 り始めます。
あ、あ、カミニシさん
ヒカルの腰がなんともいえない、ザワザワとした震えるような感じになってきます。
ああ、ヒカル
先っぽが濡れてきたね
こっちも吸ってあげましょう
ヒカルのシャツを脱がせるとカミニシはヒカルの乳首にチュウと吸い付きました。
ああっ、カミニシさんっ
いやぁ
ビクリとヒカリの体が震えます。
カミニシは構わず、ヒカルの乳首を舌先でペロペロと舐 ります。
んあっ、んっ
だめぇ
いい子だね
こっちも固くなってきたよ
カミニシがカリリと乳首に甘く歯を立てました。
あっ、ああっ
ヒカルはなにがなんだかわからなくなり大きな声を上げてしまいます。
ああ、ヒカル、ヒカル
君はなんて可愛いんだ
カミニシはそう言いながらヒカルの唇を吸います。
手はずっとそれを擦り続けたままで、ヒカルは耐えられずベッドに倒れ込み、腰をグンと反らせました。
カミニシさん、だめぇ
なんだか漏れそう
我慢できずにブルブルと体が震えます。
大丈夫です
漏らしておしまいなさい
すごく気持ちが良い証拠です
カミニシが耳元で囁きます。
んんー
漏れちゃう
ヒカルは大きく叫んで、ついにビュウと外に出してしまいました。
ああー
カミニシにキュウと絞られ、何度も何度も出してしまいます。
いいですよ、上手にできましたね
全部、お出しなさい
ごめんなさい、カミニシさん
汚してしまって
ヒカルは恥ずかしさでいっぱいになり、ついに泣いてしまいます。
いいえ、ヒカルはとても上手にできましたよ
君は本当にいい子だ
ほら、見てごらんなさい
たくさん出たね
すごく濃い
ヒカリはカミニシの手の平に飛んだ白い液体を見つめました。
そうなの?
お漏らししたかと思ったのに
違いますよ
これは君の私への愛の証しです
そう言うとカミニシはヒカルに優しく口付けました。
嬉しい
ああ、愛しているよ、ヒカル
うん、僕も
きっとカミニシさんをすごく愛してる
ヒカルはぐったりと疲れてカミニシの腕に抱かれたまま眠りました。
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