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6夜

 その日は気が付くと、もうもうと煙のたつ露店風呂の熱い湯の中でヒカルはカミニシの胸にもたれていました。     目が覚めたかい?   ああ、カミニシさん   ずっと僕を抱いていてくれたの?   もちろんです  ヒカルは嬉しくなって子供の頃のようにうふふ、と笑いました。   君の体が美しくて、ずっと眺めていました   君の事が愛おしくてたまらない  そう言ってカミニシはヒカルの体を優しく撫でます。   ああ、今日もたくさん愛して欲しいな   もっと深く繋がりたい   ええ、そうしましょう    カミニシは美しく筋肉のついたヒカルの体を丁寧に拭きあげるとフカフカのベッドに誘いました。   今日は後ろから挿してあげようね   もっとお尻を上げてごらん   猫のように突き出して  ヒカルは白い尻を上げると突き出しました。   とても上手だよ    カミニシは嬉しそうにヒカルの尻を撫でると煽情的な音を立てて口付けます。  温かく湿った舌がヒカリの肌の上を濡らしていきました。   ああ、カミニシさん   もう、我慢できないよ  ヒカルのペニスの先から透明な液が滴り落ちます。   すごく濡れているね   待ち切れないかい?   奥に欲しいよ   今すぐに   うん、そうだね   私もヒカルが欲しくてたまらないよ   さあ、今すぐ挿すよ   ああっ、熱い  ヒカルの腰を掴むとカミニシはペニスを挿入し、奥まで強く突いてきます。   カミニシさんっ、ああ、ダメだよ   そんなに強く突いたら   すぐに気持ち良くなってしまうっ   ああ、ヒカル   私の可愛い花嫁     ああ、カミニシさん   僕をもっと愛して   さあ、起き上がって、膝で立ち上がれるかい?  カミニシは猫を抱き上げるように、ヒカルの腹をグイと引き上げ、膝の上に抱えました。   脚を開いて、なにもかも見せてごらんなさい  後ろから太ももを持ちあげ、開かれます。   ああ、素敵だ   君のペニスがこんなにも固く大きくなっているよ  抱えられながら後ろに倒れるとカミニシはヒカリを体の上に載せたまま、腰を打ち付けました。   さあ、もっと乱れて見せて   あああー  片方の手で乳首を(ひね)られ、もう片方の手でペニスを握られたヒカルは激しく腰を反らせて精液を(ほとばし)らせます。     もうダメ   カミニシさん、勘弁して  そう言いながらも体の中から熱いものが引き抜かれると、ヒカルは急に寂しくなってすぐにまた埋めて欲しくてたまらない気持ちになります。   やだやだ、行かないで   早く埋めて、カミニシさん  カミニシは優しく笑います。   欲張りでいやらしくて、なんて可愛いんだ、君は   大丈夫、すぐに埋めてあげますよ  そういうとヒカルの膝を割って中に押し入ってきます。   ああ  ヒカルはカミニシの首に抱き着きました。   ヒカル、繋がっているところを見たいかい?  カミニシが耳元で囁く声に、ヒカルはコクリと頷きました。  カミニシは体を起こすと、ヒカルの膝裏を押し上げ、グッと持ち上げました。   ほら、見てごらん  カミニシは膝で立ち上がるようにしてゆっくりとペニスを抜き差ししました。  出たり入ったりするペニスはつやつやと濡れて二人の下生えが離れてはまたぴったりと隙間なくひっつきます。   ああん、カミニシさん   僕たち、本当にここで繋がってるんだね  ヒカルは手を伸ばし、自分の中に押し入っているカミニシのペニスの根元を握ります。   ほら、私のペニスが今、この中に収まっているよ   こんなにも奥に入ってしまった  下腹を撫でられ、ヒカルは(もだ)えます。   ダメダメ、出ちゃう   まだですよ、あと少し我慢して下さい  カミニシが体を離して後ろに手を着きます。   どうして離れてしまうの   もっとしてよ  ヒカルは泣きました。   泣かないで   さあ、こちらへいらっしゃい   自分で挿してごらんなさい  ヒカルは慌てて起き上がるとカミニシの膝に跨りました。   上手だね   そう、そのまま腰を落としてごらん   ああ、カミニシさんが、深く挿入(はい)ってくる   そうだね、ヒカルの一番奥を触っていますよ   わかりますか?   うん   すごく気持ちいい   ええ、とても気持ちがいいね  カミニシが愛おし気にヒカルを見つめます。   カミニシさんは何人の人をこうして愛してきたの?   ヒカルだけですよ  ヒカルの沈む腰を迎えるように、カミニシは下から突き上げます。   ああっ、嘘だ   そんなはずないよ   きっとたくさんの人を抱いたんでしょう?   本当です   愛しているのはヒカルだけですよ   僕はちゃんと愛の証しを見せられた?   ええ、ええ、たくさん見せてくれましたよ   私の愛も全部ヒカルの中に注いであげましょう   うん   注いで、全部注いで欲しい   ああ、今も私を強く包んで離してくれませんね   ご覧なさい、こんなに深く繋がっている   今日はこのままずっと深く繋がっていましょう   ああ、カミニシさん   行かないでね   ずっと僕の中にいて   僕だけを愛して  そう言いながら、ヒカルはまた絶頂に体を震わせました。  

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