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第5話

「あ、待って、まだ昼間なのに・・・っ」 「夜でなければならない理由はないだろう」 今まさに、明るい寝室のベッドの上で、押し倒され服を脱がされています助けてください。 宣言通り仕事を早急に終わらせたゼロは、膝上にいた俺をそのまま抱き上げて寝室へ直行。 執務室にいた家臣たちは何も言わず、それどころか生暖かい笑顔で見送っていた。 助けは来ないってことだ。 「セナ、俺の可愛い花嫁」 「んっ、・・・あぅっ、ちょ、どこさわって・・・っ」 キスしながらいきなり指突っ込んでくるとか何考えてんの!? え、でも、なんで・・・。 「痛くない、だろう?」 「ふぇ、なんでぇ」 あのローション魔法陣使ってないのに、なんでぬるって指が・・・って奥まで入れるな! 「やあっ」 「触れただけで愛液が溢れてくる。俺のメスになった証拠だ」 うそぉ・・・。 俺、もお手遅れなの・・・? 「な、なってな・・・いぃぃっ」 ぬぷぬぷと2本目の指が侵入してくる。 くそ、何で、痛くないどころか・・・。 「ん、ぁ・・・ふぁっ、・・・ぁんっ」 「ちゃんと感じているな。いい子だセナ」 感じてなんかないっ! 断じてっ! ただ身体ががくがくして、反射的にゼロにしがみついちゃって、なぜかイきそうな状態になってるだけっ! 「ひ・・・ぅ・・・、も、ゆびぃ・・・やらぁっ」 「わかった、ちゃんと()れてやるから泣くな」 違ううぅ! デカちんこ押し当てないでっ、入っちゃうっ、だめだめだめ・・・っ! 「んああぁっ!」 「ふ、また挿れただけで達してしまったな」 そんな馬鹿な・・・なんでこんな事に・・・俺は清く正しい普通の男子大学生だったのに・・・。 童貞のまま処女喪失、からのメスって・・・どんな人生の螺旋階段駆け上がらされてんの・・・。 「んぅっ、や、あっ、ぅごかな・・・でぇ・・・っ」 今だめだから! イったばっかでカラダ言う事聞かないの! 勝手に締め付けちゃうから嫌でもゼロの存在感スゴくなるから! 「これで動くなとは、酷い事を言う」 「あんっ!ぁっ、あっ・・・やぁっ、だ、めえっ」 酷いのはどっちですかね? 俺じゃないと思うんですけど? ナカ痙攣してんのにがつがつ奥突きまくる方が絶対酷いよ? 「ぁうっ、やら・・・ぁ、ぜ、ろぉ・・・っ」 「セナ、もっと呼んでくれ」 「ひぅぅっ!」 うっかり名前を呼んでしまい、ゼロの腰使いが乱暴になる。 それムリ、恥ずかし過ぎる喘ぎ声しか出なくなる。 「セナ・・・セナ・・・っ」 「あぁっ、んぁ・・・っ、いっひゃうぅ・・・!」 嫌だ、ちんこでお尻どちゅどちゅされてイきたくない。 このままじゃ俺、ほんとに女の子になっちゃう。 完全に、ゼロのメスになっちゃう。 「やらぁっ、めしゅ、にぃ・・・なっひゃ、ぅううっ!」 「そうだ、お前は俺のメスだ。セナ、お前は俺のモノだ・・・!」 「ひぁあ───っ!」 俺はもうだめだ。 中出しされてイった。 諦めたくないけど、諦めざるを得ないとこまでキてる気がする。 このままゼロの事、好きになったりするのかな・・・。 「セナ、愛しい俺の花嫁」 キラキラしたイケメンが、力尽きた俺をあやす様にキスしてくる。 なんで俺なんかの事好きになってくれたの? なんで俺なんかがゼロの花嫁なの? 頭ん中ぐるぐるする。 考えたくないのに考えちゃって、聞きたいのに聞けないまま、俺は意識を手放した。
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