由羽は希逢の着ているブレザーを抜かし、白いシャツのボタンをぷつぷつと外していく。しゅる、とネクタイを緩めて希逢の首から離す。開いたシャツの隙間からそろりと希逢の胸の飾りに触れる。ふにふに、と突起の周りを円を描くように撫でてから、人差し指の腹で乳頭を押す。右手で胸に触れ、左手で希逢の膨らみに服越しに触れる。びくびくと震えているそこを、ベルトを外して、ジーッとチャックをおろせばボクサーパンツの隙間から頭がのぞいている。由羽は希逢の乱れた制服姿に息を飲みながら、ボクサーパンツの中に指を入れていく。ぬち、とした我慢汁が希逢のボクサーパンツに染みをつくっている。先端をくるくると指の腹で撫でれば、希逢の吐息がはあはあと聞こえてくる。胸の刺激をしつつ、ズボンから希逢の屹立を出してやればそこはどくどくと脈打っている。 「やっぱ大きいね」 「……小さいよりはいいだろ」 「俺はどんな大きさでも好きだよ」 　耳元で囁かれ希逢の身体がぴくぴく痙攣する。 「っ……それ反則」 　希逢のものは完勃ちしていて上を向いている。由羽の細い指でぬちゅぬちゅと扱かれ、希逢の腰がへこへこと揺れてしまう。 「腰へこへこしてる」 「馬鹿っ言わなくていい、からっ」 　いつもの俺様な態度とは打って変わって、赤面している希逢を見るのは由羽にとってはご褒美に他ならない。 　希逢くんにもっと気持ちよくなってほしいな。 　そう考えた由羽は、希逢をベッドの端に座らせて脚の間にちょこんと座り込んだ。希逢の制服のスラックスとボクサーパンツを脱がす。ついでにワイシャツも脱がして裸にさせる。うるるんとした瞳で見上げて、そのまま希逢のものに舌を這わせる。まずは柔らかくもちもちとしている玉裏から唾液を含ませた舌で玉から竿へと舐め上げる。ぴくっと希逢の身体が反応しているのを見て、もっと感じさせたいと舌を動かす。裏筋のところを執拗に舐めていると、頭上で「はあはあ」と息を洩らす声が聞こえてきて由羽も下半身が疼いた。 　あれ、なんで……。舐めてる俺のほうが気持ちいいんだろう。下着の中がぱんぱんに膨れているのを感じる。無意識に服の上から自身のものに触ってしまう。いけない、と頭ではわかっていてもやめられない。下着を下ろして直に触れる。先端にぷっくりと球を迸る我慢汁を使って扱けば、ちゅこちゅこと水音の混じった音が聞こえ始める。希逢の屹立の先端を口に含み、そのまま上下に動かす。その動きと呼応するように由羽の手の動きも速くなっていく。 「がぽっ」 　と先程まで静かだった希逢が由羽の後頭部を掴み、脚の間に押し付けてきた。その勢いのまま、由羽の喉奥にずぷん、と希逢の屹立が入り込む。 「俺の舐めながら1人で盛ってんのえろいね」 　汗の滲む頬がにやりと持ち上げられている。 「やっば。由羽の喉まんやべえわ。吸い付きえぐい。入口んところカリ引っかかってやべえな」 「んっ……んぐっ」 「そんなに目をうるうるさせてちゃ、もっといじめてくださいって言ってるようにしか思えないんだけど」 　ずぽずぽと後頭部を掴まれ由羽はえづく。それがさらに気持ちがいいのか希逢のものが脈打っている。由羽も興奮にあてられて屹立を扱く手が止まらない。はやくイきたくてしょうがない。