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第78話 1日目 オラ営 R18
「ゃあ……ふぅ……んん……っ」
「ほらもっと足開け。はは。由羽のここすごいことになってる」
正常位で抱かれている由羽はあまりの気持ちよさに足を閉じてしまいたくなる。それを無理やり広げてくるのが希逢だ。由羽の昂りを指で扱きながら何度も肌をぶつけてくる。由羽の後ろは既に希逢の昂りの形を覚えてフィットしている。希逢は所謂「絶倫」タイプで長く楽しめる余裕がある。一方の由羽は早漏気味で希逢に中イキさせられて足の間を白く染めていた。
「あーやば。中の吸い付きすげえな。全部持っていかれそ」
(この人セックスしてるときの顔が1番かっこいいのずるい)
むむむ、と由羽は希逢の余裕そうな笑みを見てつい対抗心がむき出しになってしまう。
「あっ、だめっ……奥、はいってる」
「あー。ここ? ごりごりされんのたまんないね」
由羽はベッドの上にある枕を握りしめて快感に耐える。希逢のカリ高な昂りで奥を押されると由羽の先端から透明な飛沫がぶしゅ、と上がる。腰がわななき細かい痙攣が止まらない。シーツに飛沫が飛び散り水たまりを作る。
「はうっ……やだ、おもらし……やだぁ」
頬を赤く染めて恥じらう由羽に希逢はよしよしと頭を撫でて言い聞かせる。
「ばーか。これは潮吹きだからおもらしじゃねえって何度も言ってるだろ。ほら、しーしー」
「しーしーって言わないでっ……止まんなくなる」
奥をごりごりと突かれるたびに、しょわわと先端から飛沫が止まらない。それは最初は静かな飛沫だったが、次第にぷしゃあという長くはしたない音へと変わっていく。
「すげ。由羽の潮あったか」
「っ……うう」
希逢は由羽の潮吹きを腹で受け止めながら満足そうに口端を上げる。そのままバックの姿勢に変えられて身体が揺れる。
「バックは……やばいっ……出ちゃうう」
「おー。出せ出せ。シーツぐっしょぐしょになっても怒んねえから」
「ああっ……んん」
ぷしゅ、ぷしゅと断続的に由羽の先端から飛沫が上がりシーツに潮が染み込んでいく。由羽は希逢に抱かれて初めて潮吹きを覚えた。潮吹きをしている間はずっと吐精している感覚が続くから脳への快感が長く続く。意識を失いそうになることもしばしばだ。
「イきそ。ね、出していい?」
背中に覆い被さるようにして希逢が聞いてくる。由羽はあふあふと荒く息を上げてこくこくと何度も頷く。
「……出すよ」
「んんっー……」
ぐ、ぐ、と希逢の硬くて大きな先端が由羽の奥に穿たれる。どく、どくと中で希逢のものが弾けている。それと同時に広がる生あたたかい熱。
(あ、中でいっぱい出てる……)
意識朦朧としている頭で由羽は身体を弛緩させた。
ごぷ、と粘着質な音を響かせて希逢が自身のものを引きずり出す。とろ、と白濁が由羽の後孔から溢れ出てきた。
「えろ」
それを指で掬うと由羽に見せつけてくる。
「毎日出してるのに濃いな」
つい昨日教えてもらったのだが、希逢は毎日自己処理をするタイプらしい。それも朝、晩の2回。高校生の性欲って侮れないと由羽は思う。
「今日は由羽くたくただから、続きはまた明日。ベッド濡れてるからソファで寝よ」
「……うん」
由羽の身体をウエットティッシュで拭いて服を着せてくれる希逢に全身を預ける。うとうとと夢の中へ落ちていく。
「また明日。おやすみ。大好き」
「おやすみ」と「大好き」という由羽の好きな2つの単語を同時に聞けるなんて、なんて自分は幸せなんだろうと希逢の言葉を胸にしまった。
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