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※16 どういうこと?

硬い椅子の感触が背中にダイレクトに当たる。 っていうか、並べた椅子の上に寝転がるのって結構不安定でいいもんじゃないな… 「え、え??な、なにが…」 何が起きてるんだ!? 僕の上に八王子くんが跨り、僕を見下ろして睨んでいる。 どう言う状況!? 「八王子くん?」 結構あたりが暗くなってきたし、そろそろ帰った方がいい気がするんだけど… 解放する気はないみたいだ。 しばし、八王子くんと見つめ合う。 彼は睨んでるけど。 不意に彼の手が僕のワイシャツを捲り上げた。 僕の貧相な上体が空気にさらされる。 恥ずかしい。 「やっ、やだ、見ないで!」 僕が慌てて服の裾を戻そうとすると「俺が好きなんじゃないの?」と言われた。 「え?う、うん。八王子くんのことは好きだよ?」 中学の頃からずっとそう言ってる。 けど、それと一体なんの関係が… 「じゃあ、抵抗しないでいられるよね」 「え…」 僕が困惑した声を出すと、八王子くんはさらに冷たく僕を睨む。 それで僕は震えながら「抵抗…、しません」と小さい声で言った。 八王子くんの手が動き始めて、僕の肌の上を滑る。 それがくすぐったくて、僕は身を捩った。 でも、抵抗しちゃダメだから、なんとか耐えようと歯を食いしばる。 「ふっ」とか「うぅ」とか声が漏れるのが恥ずかしい。 それが数分続いた。 僕の肌は粟立ち、くすぐったいはずなのに、なんか腰が痺れるような変な感覚になっていた。 「八王子く…、も、それ変だからっ。 おねがぃ、やめて」 息も絶え絶えになんとか声を絞り出す。 が、その手は不意に僕の胸の飾りを摘んだ。 「ああっ」 さっきよりも強い刺激が走り、僕は大きな声を出してしまった。 それに驚いた様子もなく、彼はそこを弾いたり、軽く扱いたりしている。 その度に僕は体を震わせて喘ぐ。 そんなとこ、弄ったことないから、こんな風になるなんて知らない。 「やめてぇ…、んっ、うぅっ」   なぜか自然と腰が動いてしまい、上に乗ってる八王子くんに完勃ちしているそれを押し付けてしまう。 その刺激すら気持ち良くて、こんなの気持ち悪いのに止められない。 「やだぁ、ごめなさっ、腰動いちゃ…、んぅ」 恥ずかしさや気持ち良さで、目尻が濡れる。 決定的な快感がないため、ずっとイキたくてもイけない状態で、おかしくなりそう。 八王子くんの手が僕のズボンにかかり、そんなところ見られたくないのに、イかせてもらえると期待してしまう。 抵抗するなって言われてるし… と、自分に都合よく言い訳をする。 「はっ…、びしょびしょじゃん」 僕のそこは、薄暗い室内でも分かるくらい、テラテラと先走りで光っていた。 「やだぁ、見ないで」 「とか言って、腰揺れてるじゃん」 図星を突かれて、僕は恥ずかしくてそこから、彼から目を逸らしてぎゅっとつむった。 なんでこんな目にあってるの、僕…

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